『人生は、美しい』(韓国:2022)。 | NO MOVIE , NO LIFE.

『人生は、美しい』(韓国:2022)。





チェ・グッキ監督作品。
(『国家が破綻する日』など)



あらすじ
【いつも不機嫌な夫・ジンボン(リュ・スンリョン)、反抗期真っ盛りの生意気な娘(キム・ダイン)と、受験を前にまともに口をきこうとしない息子(バハ・ヒョサン)。そんな家族と暮らす平凡な主婦・セヨン(ヨム・ジュンア)、ある日自分の余命が2か月足らずだと医者から宣告される。子供たちには余命のことは隠し、ジンボンにだけ告げるセヨンだったが夫の反応は鈍く、「いろいろ整理しろ」と無愛想に言い放つだけ。自身の誕生日が近づくな中、やけになってジンボンのカードで高級な服や靴を衝動買いするが、気は貼れない。夜な夜な【生きてるうちにしたいこと】を考えるセヨンは、学生時代のしあわせだった日々を思い返す。そこにはいつも初恋の人=ジョンウ(オン・ソンウ)の姿があった。
一大決心したセヨンは、ジンボンに離婚を突きつける。動揺するジンボンに、「離婚したくないなら私の初恋の人を一緒に探して!」と強引に頼み込むセヨン。妻の最初で最後の反乱に渋々同意するジンボンだったが、いざ車で出発しようとするも、セヨンはジョンウの名前しか知らないのだった。
手がかりなしの旅は、セヨンとジョンウが出会った高校がある木浦(もっぽ)を目指すところからスタートすることに。木浦の高校に到着し、ジョンウのことを聞き出そうとするも、"個人情報保護法"の壁がセヨンの前に立ちふさがる。しかし、かつてジョンウと共に行った写真館の存在を思い出したセヨンは夫と共に写真館を訪れる。その古びた写真館にジョンウの電話番号が残っていた!と歓喜するのも束の間、20年以上前の電話は当然ながら不通だった。しかし、写真館の店主は、ジョンウが釜山の造船所に転職すると言っていたことを教えてくれる。
旅は木浦から、釜山、そしてさらに清州(ちょんじゅ)から、小さな島のうら甫吉島へと続いていくー。
セヨンはついに初恋相手のジョンウと再会できるのか?そしてセヨンの人生のカウントダウンが刻一刻と近づく中、ジンボンのとった意外な行動とはーー?】
字幕翻訳:本田恵子。


推し仲間たちと一緒に
昨年12月に劇場で鑑賞しました。
爽子さんの推し オン・ソンウさんの
初出演映画でございます。

韓国で公開当時の舞台挨拶などで
「韓国で初のミュージカル映画」と
出演者のみなさんが仰ってましたよ。
イ・ムンセの曲が多かった印象ですが
他にもイ・ジョクの曲もありましたね。
印象に残ってるのは推しが歌ってた
イム・ビョンスの「アイスクリーム愛」かなw

家事に追われ忙しい日々を送るセヨン。
ある日 余命宣告を受け
"したいことリスト"を作成。
そして 夫であるジンボンに
リストのうちの1つでもある
「初恋の人 探し」を手伝ってもらうことに。
驚きを隠せないジンボンだったけど
余命わずかな妻の希望を無視できるわけはなく
嫌々 妻の初恋の人 ジョンウを探す旅に出かける。

美しい景色を眺めながら
あらゆる場所を訪ねていき
その頃に耳にしてた曲に乗り
気持ちも一気に十代の頃に戻ってしまうセヨン。
さて ジョンウと再会できるのでしょうか。

旅の道中ではいろんなことが起こりますが
そんな中でセヨンとジンボンは
2人がどのように出会い 惹かれ 結婚を決意し
家庭を築いてきたのか 
これまでの人生を振り返るきっかけにもなり
家族への想いが溢れ出してきます。
そこは観てて涙が溢れてきました。

セヨンが病気に苦しむ描写はなく
大袈裟に家族が悲しむとかもなく
残り少ない人生も
家族にとっての普通の日常を送りながら
最後を迎える感じがとてもよかったなぁと
感じました。

セヨンは思い残すことが少なくなるように
残りの時間を過ごすことができ
ジンボンはセヨンがいなくなったあとの
人生を続けていくため
悲しみを乗り越える力を得るための
旅になったのかなって思いました。
そこがラストシーンに
詰め込まれてる気がしましたが
みなさんはどう感じましたか?

推し オン・ソンウさんは
セヨンの初恋の人 ジョンウ先輩を演じてます。
彼の登場シーンは公開前のPR動画で
UPされてたものだけだったのが
ちょっとびっくりでしたが
素敵な作品が初出演作品になって
心底よかったなぁと感じています。
本作のグッキ監督とは
すでに撮影済みの作品があるので
そちらの公開も楽しみです。











2024.07.05