『スリープ』(韓国:2024)。 | NO MOVIE , NO LIFE.

『スリープ』(韓国:2024)。




ユ・ジェソン監督作品。
(本作のみ鑑賞)


あらすじ
【出産を控え、幸せな結婚生活を送るヒョンス(イ・ソンギュン)とスジン(チョン・ユミ)。ある夜、隣で眠る夫ヒョンスが突然起き上がり「誰かが入ってきた」と呟いた。その呟きに呼応するように家を覆い尽くす不穏な気配...。翌朝、下の階に引っ越してきた住人から「明け方の騒音が1週間も続いて、我慢できない」と相談されるも全く身に覚えがなかった。少しの違和感を抱きながらも夜を迎えたその日から、眠りにつく度にヒョンスは人が変わってしまったかのように奇行を繰り返す。頬を掻きむしる。生魚を丸呑みする。窓から身を乗り出す。その異常行動は日を追う毎にエスカレートしていく。得たいの知れない"それ"に恐怖を感じ、怯えながら夜を過ごす夫婦は睡眠クリニックの受診を決意するが、スジンは母から超自然的な力に頼るべきだと、巫女から手に入れた御札を渡される。果たして"それ"は医学で克服できるものなのか、それともー。】
字幕翻訳:石井絹香。


イ・ソンギュンさんの生涯の最後に
公開された作品であり
チョン・ユミさんが青龍映画祭で
主演女優賞を受賞した作品でもあります。

仕事終わりにサクッと観てきました。
ほぼあらすじ読まずに観に行ったので
そこそこのホラーだとは知らず
始まってから予想と違う雰囲気に
若干ビビりながらの鑑賞にはなりましたが
ちょうどいい上映時間 ちょうどいい怖さ
そして ちょうどよくないオチで
思わず笑いそうになりました。



気持ち良さそうなヒョンスのいびきで始まる。



ヒョンスは長く芽が出ない俳優。
そんな夫を支える妻スジンは
たぶん大企業で働いてる
キャリアウーマンなんだと思う。
広い家に住んでて
生計を支えてるのはスジンぽかった。

出産を間近に控え
幸せな一杯な夫婦であるはずが
ヒョンスの夢遊病的な症状に危険を感じ
睡眠クリニックへ行くことに。

根気強く通院しながら
ヒョンスに危険が及ばないよう
自宅のあらゆる場所を改修し
2人で困難を乗り越えようと協力する中
スジンは出産しハユンが産まれる。

そんなとき スジンの母親が
巫女から貰ってきた御札を持ってくる。
最初はバカにしてたスジン。
しかし 状況が改善されないことを心配し
母親が巫女を連れてくる。
そこで巫女が放った言葉が忘れられず
スジンは情緒不安定になっていく...。

少ない登場人物だけど満足感の高い作品。
小難しさは一切なく簡潔で分かりやすい。
さっぱりしてます。
ラストがね 
えぇー そこで終わりぃぃぃ?
あの人どうなった? このあとどうなるの?
って気になるところ満載なんだけど
そんな感情さえも
面白かったで片付けられる感じがしました。

個人的には
今の蒸し暑さが少し涼しくなる感じがして
大満足の作品でした。

イ・ソンギュンさんの選択は
驚いたし悲しかった。
何があったのかは全く知りませんが
やはり残念でなりません。
まだ観ていない作品があるので
大切に観ていきたいですね。
優しい優しい声と表情 大好きでした。
ありがとうございました。









2024.07.04