なんだかとてつもなく、昔のことを思い出して、手紙を書きたくなりました | やどかりたぬき

君を思い出すと、とてつもなく、とてつもなく、せつなくなります


僕にとって、あなたは、なんなのだろうか


何かが引っかかって、それ以上見えない、だけれど、何かがあるだろうことは確かなんだ


その何かを、見たいと思って見るけれど、もし、見えなかったら、それが怖い


いまでも、君の存在は大きくて、心を見失いかけたとき、自分の中の君が、僕を照らしてくれる


ただそこで、道を照らしてくれる


たとえもう、君の力になれなくても、君が僕を忘れても


僕の中で、温かく、炎はゆれてる



複雑だ


君が、何も迷わず、生きていれば、それはすばらしいことだ


僕も、君を必要とせず、生きていければ、それもすばらしいことだ



君は僕の知る君ではなくなり


僕は君の知る僕でなくなる



同じ自分でいつまでもいられないと知っていたから


あんなにも、君を求めていたんだね


一瞬でも、同じ時を、同じ場所を、感じることができて、今更ながら幸せだったと思う



できることならば、君の人生をずっと見て行きたい、と、何度も思った


自分の人生は、君なしでは、進まないと思った



けれど、お互い、道は離れ、遠くなってしまった


時々、あの場所へ、帰りたくなるよ




もう、何も語らない君の事を、僕は何も知らなくて


もう、僕と君を、つなぐものは何も無くて



もし、この手を離せば、君を見失ってしまう


すでに、離れていることに、気づいてしまう



求めることが怖い、確かめることが怖い



君はもう歩き始めた


戻ってきてはいけない


振り向かないほうがいい



僕と君がすでにつながることが無いこと


気づいたとき


僕は行き場を失った



歩いていた足が止まる


時間が見えない、方向が見えない、何かが見えない



君とともに、何を失くしてしまうのだろう


大きな暗闇が、僕の中で広がる



一体、僕は、何をしていたのだろう


何もなくなってしまう



君に、しがみつくことで、自分を確かめていたんだ


君に映して、自分を見ていたんだ


途方にくれる


君が見えない





僕の知る、君で無くなった君へ


幸せですか、げんきですか、僕を覚えていますか



まだ、僕には、君の歌が聞こえる



どうか歌っていて


僕を忘れても


どうか歌っていて


誰のためでもいい、生きていて



いつか、また逢えるなら、と


夢を見させていて



変わってしまった君


変わってしまった僕の中に


まだあの時の君がいます



つかめない気持ちを、大切に、生きています



忘れないでいて欲しかった


僕の勝手なわがままだけど



ありがとう、いつも


ごめんね、いつも


大好きな君に


愛を込めて、さようなら