安倍首相の記者会見や、小池都知事の希望の党の記者会見などで、相変わらず政治に影響されてリフレの理解がゆらぐ人たちが多くでているようだ。

 

いつの間にかリフレを日本共産党的な消費増税凍結とイコールだと思ってる人たちが多く発生してて失笑。あと数時間後にラジオで話してもいいんだけど、本当にしっかりしろ! リフレのキーは金融政策! そこを忘れた議論をリフレと同一視するべからず。

 

 

アベノミクスで効果があったのは単に金融政策の緩和持続(=リフレ、リフレーションの必要条件)と13年度の財政膨張だけ。つまり現状の経済の好転はリフレのみ。「アベノミクス終わった」と言いたいならば、金融緩和を否定したり終了フラグあげてる証拠を出すこと。

 

希望の党はとりあえず消費増税凍結ということで、日本共産党と同じ。「アベノミクスを見直す」とあるが、その内実がわからない。金融政策についてはまったく言及なし。もし「見直す」が金融政策ならば希望の党は反リフレ政党なだけ。

 

「消費増税凍結」がリフレ、つまりデフレ脱却=長期停滞の終わりをもたらす政策だと同一視しているとしたら深刻。ちなみに安倍首相の会見のキーポイントのひとつはついにプライマリーバランスの黒字化を放棄したこと。なんでこの意義を強調しないのだろうか? きみら本当にリフレ理解してる?

 

以上。