毎週お届けする「おはよう寺ちゃん活動中」。今日は、前原民進党の経済政策観を、税率アップだけが具体的で、あとは美辞麗句に近い理想論しかいっていない具体的数値の改善が目標化されてない政策だと批判しました。

 

 山尾志桜里議員の不倫スキャンダルも経済学的に分析し、短期的な損益、長期的な損益の両方で考えました。

 

 また北朝鮮への国連制裁について、米国の当初の石油全面禁輸とりさげ等の妥協案は、たしかに制裁の効果を失わせますが、他方で国連でそもそも北朝鮮制裁に乗り気な国が実は少数派(実質三分の一ぐらい)であり、多数派は中国やロシアに近い立場の中で、中国とロシアの北朝鮮批判の言質をとり、また積極的に発言させることで、国連が一体となっているという、まずは北朝鮮制裁の必要条件をみたすことを達成していると、米国の国連外交の一面を語りました。

 

さらに経済制裁については、過去の事例をみると、経済制裁はいずれも制裁対象国の経済に数年のレンジで悪影響を与えるが、長期的にはその効果が乏しいものになっていく場合が多いことを指摘しました。もちろん全面的で厳しい経済制裁は実行可能ですが、それは制裁というよりも戦争宣告に近いかもしれません。ここに経済制裁の有効性と限界があります。

 

詳しくは、下記の経済制裁に関する専門書や下にリンクしたWSJの記事を参照ください。

 

Do sanctions really work? History shows a mixed record of success

https://www.wsj.com/graphics/do-sanctions-work/?mod=e2twe

 

その他では以下の話題にも発言しました。

 

○中国ガソリン車禁止へ ○郵政株追加売却 ○民進党離党ドミノ ○年内解散?