レオス・キャピタルワークスは4月16日に創立5周年を迎えることができました。
これもひとえに皆様のおかげと感謝しています。

会社を創るのは簡単だけれども維持することは難しい。それは起業をして7割から8割の会社が廃業・倒産することが現実だから。特に金融ベンチャーは相場変動が業績に与える影響が大きく、今回のサブプライムショックは特別に大きなイベントですが、1年に1回は小規模の、3年に1回は中規模の、5年に1回は大規模なイベントが発生し、そしてそれに巻き込まれることは避けられません。ただでさえ、どの業種も関係なく起業は3年持たないのですから、変動の激しい金融ベンチャーとして、5年持ったことそのものは誇らしいと思います。また今のスタッフも強力で、信頼でき力強いプロぞろいであるのも、頼もしく思います。一番最初に私たちの助言先になっていたいただいたO社、それから初期にコミットメントしていただいたF社、そしてJ、A、T、Nなどの基金の皆さま。本当に感謝です。さらに海外のお客様。A国、N国のお客様。鞍馬天狗の受益者の方々。ファンドの個人の受益者の方々。本当にお客様あってのレオスです。感謝をしています。会社が小さいながらも人材は粒ぞろいだと自負をしています。みな高給取りばかりだったのに、夢とロマンを追い求めて彼らの実力よりは低い給料で働いています。ありがたいことです。まずは早いところに市場価格並みに給料を引き上げたいと思っています。社員あってのレオスです。もちろん事業会社の皆さまがなければ私たちは投資を行うことができません。いつも取材にご協力をいただき、深く深く感謝をいたします。私たちはベンチャー・独立系・総合資産運用会社です。ベンチャー独立系総合資産運用会社のすべてが当社の個性であります。今までは1年、1年が勝負で、根本的にはそれはかわりません。最低限の目標でかつ最重要なのは6周年を無事に迎えること。すべての戦略も戦術も「会社の存続」あってこそ。今年の2月、3月には三菱東京UFJグループ、みずほグループ、あおぞら銀行グループ、ゴールドマン・サックスから少しずつ増資を受けて、財務基盤もより強固になりました。これからは新たな株主のためにもがんばります。起業したときも2003年でそのときも世の中は真っ暗の雰囲気で、貸し倒れ、貸し渋りのピークで、りそな銀行の公的資金注入の時期とも重なります。不況期こそチャンスであると、レオスはますます意気軒昂です。よりよい会社になるためにがんばりたいと思っています。今後ともご支援をよろしくお願いいたします。