大徳寺大仙院.。表門前に横に枝を伸ばした松が印象的です。
ここは以前に参拝したとき、ご住職の法話をいただいた。
尾関宗園師の破天荒な説法に、正直「おそれ」を感じた。
そのときの怖さは当時はどこからくるものかわからなかった。周りの参拝者はユーモアを交えた口調に笑いすら起きていたのに・・・
ずっと後から気付いたのだが、背伸びして、肩ひじ張っているわりに、中途半端で努力をあきらめ納得している自分を見抜かれているようで、おそらくそれが怖かったのだろう。
まあ、よい。過去はさておき入ってみましょう。
こちらは庭園も写真不可。歴史の教科書でもおなじみのあの庭園です。
中はお寺の方に案内していただきました。私の前に入った4,5人のご婦人方のグループと行動を共にした。
偶然にも開祖古岳禅師の遠忌の前日に拝観したので、普段公開されていない禅師の遺偈が方丈に掛けられていた。達筆で何と書いてあるかはわかりませんでした^^
先々代住職の頂相も拝することもできました。
石庭の石組みの素晴らしさもさることながら、一つ一つの石も見事なものである。
そろそろ拝観も終盤、この廊下も昔、沢庵和尚も歩いたかなどと思いを巡らす。
ふと誰かに見られている?不思議な感覚。
あたりを見回すと、売店のあたりに一人のお坊様が座っておられた。
近くまでくると、「みなさん、こんにちは!」、和尚様の大きな声。
私は条件反射?なのか「こんにちは!!」とかなり大きい声でご挨拶。
あ、先代の住職、宗園師だとすぐに気付いた。
それにしても、大きな声で挨拶をするのって気持ち良いものだな。
師いわく、記念にお寺のパンフレットに名前を書いていただけるとのこと。
私は、師の著書を購入しそれにサインをいただいくことにした。
師は私の名前と家内の名前を入れてくださるという。
家内の名前を話すと「良い名前ですね」とおっしゃられた。何だか嬉しかった。
家族で読んでくださいという意味で、二人名前にしていただけたのだろうか。
このあと、お抹茶をいただいた。
お菓子は大仙院のためにつくられたもので、昔からかわらない。
お茶を服していたら、後から外国人の青年があらわれた。
本当に日本の文化に憧れ、理解しようという姿勢がみられ、好感が持てた。
お寺の方と私とその青年で、しばらく歓談^^
大仙院を十分堪能したので、さてこのあとどうするか・・・
塔頭龍源院を訪ねてみた。
畠山義元公、大友義長公らによる創建。
種子島銃や秀吉、家康が対局した碁盤も公開されている。一見の価値あり。
竜吟庭。苔庭が印象的。
東滴壺。小さな庭にあらわれる大きな宇宙観。
拝観を終え、ここで、大徳寺を去ることにした。
特別公開の塔頭もあったが、混雑しているようだったので寄らなかった。
京都レポート、もう少し・・・・続く。