地獄のデビルトラック(1986) | とし104の気ままに映画プログ2

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ブログの説明を入力します。B級な映画や主にホラー映画を自分の独断と主観でupさせていただきます♪そんなに投稿マメではないですが、よろしくお願いします。







ギザカワユス(^.^)


ホラー小説の大家、大御所のスティーブン・キングが自らメガホンを撮った、珍しいパターンなホラー映画です。 日本で言えば赤川二郎や村上春樹が撮るようなもんですかね?

うだつの上がらない生活をしているビリー(エミリオ・エステヴェス)はつまんないコソドロを働いたために、執行猶予中の身であって、ガソリンスタンド兼ドライブインで強欲社長にこき使われていた。

TVやラジオで彗星の接近がニュースされていた…………

キャッシュディスペンサーで金をおろそうとしてた男(スティーブン・キング本人)が画面を見つめると…ケツ穴という文字が延々と綴られてお金がおろせな~いf(^^;


船が通るときの開閉式橋脚が渋滞してる道路で勝手に大開脚して車やバイクが川に落ちたり、衝突したりの大惨事に(°Д°)

異変が次々に起こる!!! ガソリンスタンドで軽油を給油してた店員は突如、給油口が出なくなったので覗き込んだら……いきなりまた吹き出して目をヤられて見えなくなってしまう!!


草野球の試合で勝ったので祝勝のジュースを買いに販売機に行くと…販売機から監督の腹めがけてロケット噴射で缶が飛び出しておもいっきりボディーブローをくらう!


監督、倒れかかるところをドタマにも缶が直撃して死亡する! 1人冷静に見つめる少年デークはキャッチャーのマスクをつけて監督を見に行くが既に死んでいた。自転車に乗って逃亡する。 途中で地面をならすロードローラーに轢かれて死ぬ少年もいる(*_*)
静寂に包まれた住宅街を走るデークは至るところに死んでいる人を目撃する!ちょっとしたカスタロトフィーを感じるかもしれません(んなわけないか? )
犬の口にラジコンカーがぶっ刺さって死んでいるショックシーンの方が個人的にグッときましたかね~(◎-◎;)

彗星の影響かと類推するしかありませんが、電磁波が狂い、機械類が人類に牙を剥くという荒唐無稽な話を大マジにやっちゃうのがキング流クオリティー?なのです♪
そう言えばドラえもんでも無機物に玉をくっつけて意のままに操るロボッターがこき使われまくってのび太に反旗を翻す話があったりしたけど、ちょい似てるかもです。話が反れましたスンマセン~

パニックはモスクワや北京でも起こっていると報じられています!世界規模な機械類の反乱なのにストーリーはアメリカの片田舎のドライブイン兼ガソリンスタンドに集約されるスケールに落ち着きます。


ビリーたちのいるドライブインにも危機が迫ります!
ゲームコーナーみたいなとこで遊んでた黒人青年は急に小銭が飛び出してきたので喜んで拾い集めていると、ビデオゲームから放電攻撃で感電死させる!

調理場で作業していたウェイトレスのワンダにスライサーが勝手に作動して手に切りかかる! 息子のデークが心配だから探しに行くと目をヤられちったダンカン(たけし軍団ではない)はいきなり動き出したトラックに轢き殺される(°Д°)
聖書を売っているオジサン(ジーン・ハックマン似) 聖書は心を豊かにしますとか言っといて、トラックの1台に車をぶつけられたら「コノヤローぶっ殺すぞォォ~」と外に出てってジャケットの表紙にも使われてる、ピッコロ大魔王みたいなのをあしらった素敵なトラックに跳ね飛ばされる!!


ビリーはトラックの中を恐る恐る調べに侵入しますが、誰も乗ってないし、キーもささってない?! おかしいなぁ~( ・◇・)?


そこへ強欲社長が「どいた~どいた~」と
バズーカ砲を携えズケズケやって来てトラックの1台を破壊する! どーして一介のドライブインの親父が??トルネコみたいに武器商人なのか??という不可解な点はおいといて…豪快に爆破されるトラック。


そこにデークが親父を探しにドライブインに下水口を使って会いに来ますが…親父はトラックに跳ねられたと強欲社長にポロっと言われガックリとうなだれる。
新婚カップルがトラックに追われてさながらスピルバーグの「激突」みたいなカーチェイスを繰り広げ、ドライブインに飛び込んできて、ビリーらに救出される。
ドライブインの周りを包囲するかのようにトラックがグルグル「か~ごめぇー
か~ごめ」な感じで周回して逃げられそうもありません(-_-;) 一軒屋に追い詰められた人々な構図は「ナイト・オブ・ザ・リビンクデッド」を彷彿とさせるかもです。
でも極限状況の中の緊張感はあまり感じられず。ビリーなんか聖書売りにヒッチハイクで乗り継いできた姉ちゃんとヨロシクやっちゃったりしてます♪


こうして一晩が明けて、翌日……静寂を切り裂いてバリバリィィ~と音とともにブルドーザーがやって来てドライブインを破壊しようとしています! 強欲社長が「お~ヤる気なら相手になっちやら~!」とバズーカを持って出ると…ブルドーザーと共に機関銃を台座に取り付けた滑車みたいなのが並走してきて機関銃の銃口が火を吹く!!
たちまち強欲社長をはじめ何人もの人が蜂の巣に(((((゜゜;)

しかも機関銃カーはピッピッピッとちゃちいホンを鳴らしながらモールス信号を送ってきます!デークが解読すると…奴等は何と居丈高に「ガソリンを給油しやがれェェ~そうしないと皆殺しだぞゴラアァァ~」と身勝手に要求してくる!! 断るすべもなく給油するビリー。 何せ何十台ものトラックが順番待ちしてるので生き残ってる人総出で給油にあたる。ビリーたちはへとへと疲労困憊である。しまいにゃスタンドの燃料の在庫が空になってしまう!!

とりあえず、機関銃カーからどげんとせな~あかん 。と策略を練り雑談しながら近づき手榴弾をポイっと投擲してチュドーーン(○_○)!!
ドライブインに爆弾を仕掛けて地下下水道から脱出する。ブルドーザーやトラックを巻き込んで爆発炎上する!!


ヨットハーバーを目指す一同。 デークがマシンガンを電工掲示板に乱射したり、ビリーがピッコロ大魔王トラックをバズーカで撃破したりして……………………




エエエエエ~ ムリヤリおちをまとめちゃうなんて~ 壮大なSFかと思わせ振りが 段々とトーンダウンするのが否めないのが正直な感想ですが、_いや(^^;)ゞーオモロイ。これぞthat,s B級なトホホながらも憎めない素敵な作品じゃないでしょうか(;´д`)?

桑田佳祐の監督した「稲村ジェーン」なんかよりはよっぽど面白いです(^^) 出来映え云々よりもキングワールドを感覚で堪能して楽しんだもん勝ちということで、決して「キャリー」や「ミザリー」「ショーシャンクの空に」とかと較べたりしない方がいいです♪