女獄門帖引き裂かれた尼僧(1977) | とし104の気ままに映画プログ2

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ブログの説明を入力します。B級な映画や主にホラー映画を自分の独断と主観でupさせていただきます♪そんなに投稿マメではないですが、よろしくお願いします。



前のプログでも、さわりだけupしたのですが、プログを心機一転したので、再び画像&ネタバレありの投稿したいと思います。
  この映画は、かつては幻のカルト扱いされていて、大井町武蔵野館などの名画座やラピュタ阿佐ヶ谷の特集上映などの限られた時でしか観ることの出来なかった極めて鑑賞の困難な作品だったのですが、東映ビデオから見事にDVDを発売してもらったので今では気軽に観ることが、出来るようになりました。これと、「徳川女刑罰絵巻牛裂きの刑」は以前から非常に観たいと思っていましたが、なかなか都心の劇場に行ける機会もなく、今までスルーしてきました。さて♪一体、どんな話か?!....
  年季が終わって奉公の仕事は終わりだ~と思ってたおみの(田島はるか)は今度は品川の女郎宿に売り飛ばされると云われて、隙をついて脱走して、愁月院という現世との縁を一切断ち切ると云われている縁切り寺の尼寺を目指す。
 ポン引きの弥太八(汐路章)(この人牛裂きの刑でもとってもナイスないい演技をします♪)と蛾次郎(まんま佐藤蛾次郎)が「悪魔の追跡」ばりに執念深く&コントをしながらおみのを追いかける。ワイルドhungryなおみのは道端に吐かれてる食い物を拾い食いしたり、畑の大根をかっぱらったりしながら、逃避行をするおみの。途中で親切な商人に匿ってもらったりする。で、変な原始人チックなルンペンファッションの猟師2人に愁月院なら知ってるぞ~と案内する振りをしておみのをレ●プする。トコトンツイテナイおみのは谷底に転げ落ちて、ズタボロになりながらもどうにか愁月院にたどり着く。

安寿様の桂秀尼(折口亜矢)に優しく介抱されるおみの。娘の時に着ていた着物を着せてもらい、束の間の安息の日々を取り戻すおみのであったが......
 桂秀尼に「今日から家族の一員になります」紹介される。傍らにいる小間使いの口の聞けない少女のお小夜ちゃんと他の尼さん3人(おかじ、おつな、おとく)も紹介される。桂秀尼も他の3人も、いずれも男に騙され散々酷い目に遭って生きてきた同じ境遇だと教えられる。襖には見事な地獄絵図が描かれていて、庭先には芥子の花が咲き乱れている愁月院の佇まいは「悪魔のいけにえ」のレザーフェイスの家にも匹敵する不気味さと禍々しさがあります(@_@)
 おみのの後に、駆け落ちしてくる男女がいた。お絹と嘉助のカップルだ。でも次の日、男の嘉助だけ何故か行方不明になる。狼狽しながら探すお絹に知らぬ存ぜぬの一点張りの一同?おみのとお絹はお小夜ちゃんに嘉助の行方を訊くと、黙って嘉助のタバコ入れを渡して指差ししてるので、その方角に行ってみると、不気味なゴールデンボンバーの樽美酒みたいな白塗りの寺男(志賀勝)がなんだかわからない獣の肉と骨を捌いて大鍋で煮込んでいた。

女々しくて~女々しくて~辛いよぉぉぉ~♪

 お絹は絶叫して寺に逃げ帰り、次の朝には首吊り自殺をしてしまう!! おみのは首吊り遺体を前に「こんなとこ~来るんじゃなかったあぁぁ!みんな狂ってる~基地外だぁぁ~(゜m゜;)」と泣きわめいて寺を逃げ出してしまう。寺を出て、直ぐにまたおみのをレ●プした猟師2人に再会してしまう。「また!よろしくヤローゼィねーちゃん」慌てて愁月院に舞い戻ってしまうおみの。寺にズケズケ入ってくる猟師たちの1人におかじがゾンビの如く喉笛に喰らいつく(*_*; たじろぐもう1人を桂秀尼たちが包囲し、じわりじわり後退りする猟師が後ろの扉が空いて逃げようとしたら…

呼んだぁ~?

ひぎゃあぁぁぁぁぁ~(゜ロ゜;ノ)ノ
 即身仏(ミイラ)が出てきてこんにちわぁ~怯える猟師に数珠投げで首を絞めて、おみのにとどめの槍を渡す。男との不幸の連鎖を断ち切るべくか?決断したおみのは猟師を槍で突き殺す。
 夕方、桂秀尼はおみのを抱きしめながら阿片を吸い、おみのを優しく諭します。「現世は女にとって地獄なんだわゎゎゎ~穢らわしい男どもは全て抹殺するべきなんだなああぁ~ で男たちは供養のために捧げる&食糧になる。それがここの定めなんだよぉぉぉ(((((゜゜;)」  納得したおみのは桂秀尼にレズられる。
 この愁月院は女子にはかけこみ寺だが、男子にとってはゴキブリホイホイかモウセンゴゲのような食虫植物みたいな地獄の巣窟であったのだ。ぶっ殺された野郎どもはボンバーが解体して捌いて、料理される寸法なわけです♪  殺人そしてカニバリズムとは「悪魔のいけにえ」の尼寺版といったところでしょうか?
 程無くして弥太八と蛾次郎が愁月院を突き止め、やって来る「おみのを出しやがれ~大人しく出さないと大暴れしちゃうぞぉぉ~」と凄むがイマイチ迫力がなくてコメディーっぽいッス。桂秀尼は「ここは縁切り寺だから」と突っぱねるが、やはりズケズケ入り込む2人に、大量の竹筒を転がして、ずっこけさせて捕獲する。しばりつけた2人に今までの怨みのたけをぶつけるおみの!百叩きの刑に遭う弥太八。さらに追い撃ちとばかりに弥太八の●●●を荒縄で縛り、巨漢のおとくが跨がり逆レ●プ(◎-◎;)蛾次郎も柱に縛り付けられておかじとおつなに慰みものにされてしまう!! 羨ましいんだか?地獄なんだか? そして多分、食糧用に倉庫みたいな部屋に拉致られます。 それから、逃走中におみのを助けてくれた商人が足を捻挫してしまったからと愁月院を訪ねて来ます。おみのは「ここは恐ろしい所だから、一刻も早く立ち去ってください」と追い返そうとしますが、桂秀尼らに「あ~ら?!おいでやす~」みたく悪魔の歓待を受ける。 がっかりうなだれるおみのに、冷静に「自分は商人のふりをしてるけど、ほんとは代官所の隠密捜査官なんだよ♪ この寺の秘密を探ってたんでさ~」と正体を明かします。その夜、おみのは激しく商人(隠密捜査官)の伊三郎に抱かれます。 そしてダメもとで桂秀尼に伊三郎だけは見逃してくださいと懇願しますが、「おまいはあの男に抱かれたんかい!!穢らわしいィィィ~」と了承してくれるはずもありません。部屋に戻ると…

 いつ殺られたんだわ~じぇじぇじぇじぇじぇ~と水を呑もうとひしゃくを手に取って水桶を見たら…

Wショックぅぅwww

 スイカみたくよく冷えた生首に卒倒するおみの!おみのは夢とも現実ともつかないような、それとも阿片のせいで、トリップしちゃったのかのようなサイケデリックな空間で地獄の鬼に苛まれる亡者どものようにいたぶられます

 ブチキレたおみのは桂秀尼に復讐を誓います。手始めにおつなの可愛がってるペットのタマ(ФωФ)が首吊り死体に(°Д°)個人的にいっちゃんショックシーンだったッス。おつなは怒り心頭でおかじの可愛がってる蛇を持ち出して、寺男ボンバーの料理してる大鍋に蛇を放り込む。おかずが増えて大喜びをするボンバー。それを尻目にキャットファイトを繰り広げる2人!!おつぱいポロリもしちゃってます(^^;
 もみ合ってるうちに谷底に転落死するおつなを「ざまあみろ」みたく見てるおかじをおみのは槍でブスリと一撃で仕留めます。お次は桂秀尼じゃあ~ 桂秀尼は全てを察しておみのに大鎌で斬りつけてきます。「バトル・ロワイアル」の相馬光子よりも迫力あります(@_@)  おみのは拉致られてる弥太八と蛾次郎を解放し、「桂秀尼をぶっ殺すんだよぉぉぉ~」と焚き付けます。蛾次郎は「おいら~こんな怖いとこ一刻も早く、脱出だわゎゎゎ~」と1人逃げ出そうとしますが巨漢おとくに取っ捕まり、母乳攻撃ィィィ~(何かビジターQみたいッス) おみのと弥太八が斧を持って桂秀尼を斬りつけますが、何でか仕留めた遺体は蛾次郎に変わっている?! あれっと(*゜Q゜*)首をかしげる弥太八に桂秀尼が大鎌でグッサリ。おみのは寺を逃げ惑い、おとくに遭遇するが、置いてあった祈祷用の火薬?を持っておとくに投げつけると「八つ墓村」みたいな頭をしたおとくの蝋燭の火に引火したのか?寺は大爆発クラッシュ!!火の手に包まれる。「地獄の黙示録」みたいッス。おとくはシャンデリア?みたいな飾りが落ちてきて下敷きになって悶死する。いよいよおみのvs桂秀尼の最終決戦!大鎌で襲いかかる桂秀尼、鎌の刃かが床に突き刺さって抜けなくなっちまう。鎌の刃を逆に奪い取ったおみのはのしかかってきた桂秀尼に鎌を突き立てとうとう桂秀尼も殺られます(°Д°) 寺の炎上が激しくなり、何故か即身仏がバンザイしてます

復讐をやり遂げたおみのに逆に報復返しをお小夜ちゃんに受け、植木鋏でグッサリ刺し殺されるおみの(*_*)  焼け落ちる愁月院で過去を回想するお小夜ちゃん。桂秀尼とお小夜ちゃんが旅してる時に、殺されかけたお小夜ちゃんに凶刃を突き立てる桂秀尼!! お小夜ちゃんにとっては鬼畜で悪行三昧の桂秀尼は命の恩人で育ての親でもあったのか?何でか唐突に初潮が始まって足下を血がつたう…  
  
 1人雪の中を歩くお小夜の姿を映してend 
 
東映が和製職人監督の牧口雄二を擁して造り上げたエログロナンセンス&スプラッター時代劇は当然のことながらR18指定になっちまいましたが、エロシーンは味付け程度のちょぴっとで全体を通してインモラルとグロの特盛の怪作です。でも時間にして70分程度のコンパクトに収まってます。まさしくジェットコースター的カルトムービーと言っていいと思います。お薦めです♪