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60年代、国内外でヒットしたスポーツカー、
ダットサン フェアレディ。
整備された欧米諸国の道路をかっ跳ぶための大排気量、
そしてスタイリッシュなデザインは「フェアレディ」の名に恥じません。
しかも当時の円レートは1$=360円で、欧州車の半値で売られていたのですから、たまったものではありませんね。

「フェアレディ」の名はブロードウェイミュージカルの「マイ・フェア・レディ」にちなんで名付けられたのは有名です。
そして、「ダットサン」の名前は創始者三名の頭文字をとって「DAT(脱兎)」、DAT(父)の対比として「SON(息子)」としたのですが、
SONは「損」に通じるので韻の近いSAN(太陽)を取って「ダットサン」にしたとか。
こち亀に名前を説明する件があるので見てみると面白いです。
両津さん曰く、「クイズダービーみたい。」

「ダットサン」ブランドは海外で好評と高い信頼を得ており、
ピックアップトラックの代名詞‥‥と言ったら言い過ぎか?
ともかく、「ダットサン」のブランドイメージが高いのは確かで、ダットサンに限らず日本メーカーはブランドを創り育てるのは巧いですね。

技術は買うことが出来てもブランドイメージは買うことは出来ないのです。

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参考までに、この車は英車のMGBです。
よく似た車ですが、発売時期を調べるとフェアレディZの方が早いようです。
MGが真似たとは思いませんが、フェアレディが何らかの影響を与えたのかも知れませんね。

(ニッサン フェアレディZに続く)