山行記録(五十音順) 装備

 

今回はアルパインルート・バリエーションルート・沢登りなどで使用するナチュラルプロテクションのひとつでもある「カム」についての記事です。これから「カム」を購入しようと考えている方にとって少しでも有益な情報となれば幸いです。

※あくまでも私個人のおすすめですので正解ではありません。実際のご購入にはご一緒するリーダーの方・ガイドさんなどのアドバイスを受けるとより確実だと思いますのであくまでも参考としてご覧ください。

※今回の記事はアルパインルート・バリエーションルート・沢登りを想定しています。

 

 

【カムの使用例】

こちらの写真はアルパインルートのマルチピッチクライミングで使用した実例です。

 

 
 

 

 

 

【ブラックダイヤモンド「キャメロットC4」】

カムといえば「キャメロット」というぐらい広く認知されているカム。その中でも「キャメロットC4」はスタンダードなカムとして人気があります。

 

写真はキャメロットC4

左から#2・#1・#0.75・#0.5・#0.4・#0.3

 

 

キャメロットC4は#4 #5 #6のサイズは「トリガーキーパー」が搭載されています。

写真はキャメロットC4 #4

 

 

 
 
 

 

 

 

【ブラックダイヤモンド「キャメロットZ4」】

「キャメロットZ4」はスモール・軽量なカムです。

サイズが#0〜#0.75まであります。

※キャメロットC4よりも小さいサイズがあります。

 

 

 

 

 


写真は左から#0.2・#0.1・#0

 

 

こちらはキャメロットZ4オフセットです。

#0.5と#0.75の組み合わせです。

 

 

 

 

【カラビナは別売】

カムにはカラビナは付属されていないので別に購入する必要があります。

写真・・・キャメロットZ4#0.2にミニワイヤーを装着

 

 

カムの色に合わせることも可能です。

ブラックダイヤモンドの場合は「ライトワイヤー」と「ミニワイヤー」があります。

こちらの写真はフードワイヤー(左)とミニワイヤー(右)の写真です。
ゲート幅(ゲートオープニング)は2mm程度の違いですがカラビナの大きさはかなり違います。
※フードワイヤーは廃番品です。
 
 
 
使い方は人それぞれだと思いますがフリークライミングのゲレンデでクラッククライミングをするときはライトワイヤーやフードワイヤーのような大きさが使いやすいと思います。
アルパインクライミング・バリエーション・沢登りなどで重量を軽くしたい時はミニワイヤーのような小型カラビナが良いと個人的には思います。
※ルートによって異なりますのであくまでも参考ですのでご了承ください。
 
 

【最初にどれを買えばいいの?】

カムの大きさは山行ルートに合わせて大きさと数量を揃える必要があります。
もし、アルパインルートなどで具体的なルートがないのであれば#1または#0.75を基準に揃えると良いと思います。
 
例えば・・・
予算の都合上3本購入する場合は「#2・#1・#0.75」の3本です。
5本購入するのであれば#3・#2・#1・#0.75・#0.5」の5本。または#2・#1・#0.75・#0.5・#0.4」の5本です。
※ルートによって異なりますのであくまでも参考ですのでご了承ください。

 

 

 

【同行者のカムを考慮する必要があります。】

アルパインルートの場合は同行者が持参するカムの大きさや数量を相談する必要があります。

 

例えばこのような感じです。

Aさん・・・「#3・#2・#1・#0.75・#0.5」の5本

Bさん・・・「#1・#0.75・#0.5・#0.4・#0.3」の5本

 

#1と#0.75などよく使う大きさはお互いが持参すると良い場合が多いと思います。

※ルートによって異なりますのであくまでも参考ですのでご了承ください。