こんにちは、金沢文庫店です。

文庫店でのブログ更新もあとわずか・・・

13日からは 門井仏具店横須賀本店 のスタッフへバトンタッチ

致します。

残り数日ではありますが、頑張って更新をさせていただきます。

よろしくお願い致します。m(._.)m


本日は以前お話した「お寺の形」についてを少し思い出しながら

「お仏壇」についてお話をしたいと思います。


お仏壇とは・・・単に「お位牌を安置する場所」というだけでなく、

「家の中にある小さなお寺」と考えられます。

どんなに小さいお仏壇にも扉があって、これが「山門」にあたりま

す。

ご本尊様を安置する場所はまさにお寺のある「本殿」のミニチュア

版とも言えるでしょう。

ですからお仏壇は家具でも調度品でもないのに「床の間」などの

重要な場所に置かれているのです。


さらにこのお仏壇の設置場所には様々な諸説があります。

ご本尊様を南向きに安置する

方角に関係なく、そのご宗派の本山の方向を向かせる。

お仏壇の向きそのものを真北に向かないように設置する。

阿弥陀信仰に由来して「拝む人が西方浄土の方角を向くように

ご本尊様を安置する。

など、いろいろです。


しかしこのような決まりごとを守ろうとすると、家を建てる時からお仏

壇の位置を決めておかねばなりません。

現在の住宅事情では難しくなってきていますので、宗派や地域の風

習、ご家庭での考え方に折り合いを付けることが大切です。

当店ではお客様とのお話の中で「直射日光の当たる場所を避けて下

さい。」とご案内しています。

お仏壇は〝木〟で出来ているため、急激な温度変化や乾燥に弱く、

割れや、反りの原因となりますのでご注意ください。


お仏壇とは先祖代々の供養だけでなく、私たちのルーツであり、心の

支えです。

どうぞ大切になさってください。


スタッフ O


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