まだ残暑が残りクーラーもガンガンに稼働している9月1日に、

一人の完全なる「バカ」が我が社に入社した。

彼が入社する前は我が社は非常に忙しくあくせくする毎日を送っていた。

 

が、しかし

 

彼が入社した2018年9月1日より仕事が激減する。

我々が悪いわけではなく、警察の規制の問題だ。

 

そんなわけで、我々には急に仕事の量が減る。

その隙間を付き彼は言った。

「打ちに行きましょう」

彼の曇りない笑顔で私はついつい打ちに行ってします。

毎日仕事終わりに打ちに行ってしまう。

そんな頃、彼は仕事終わりに打ちに行く人間をどんどん増やしてしまう。

ついには「ひでバラ軍団」と名付ける。

そう、完全にパクリの名称だ。

だが、この軍団が妙で負けない。

大勝は殆どないが本当に負けない。

この軍団は10月頃からスタートし約1ヶ月で15日程ホールに通うも勝率は9割ほど。

 

ついに私は根負けした。

この軍団を正式に認め社の研究費を投入し新たに隊を結成することとした。

そう、それが「ひでスロ学園」だ。

 

我々の仕事はホールに通う全ての人々に夢を与える事。

忙しさにかまけてホールに通うこと、この原点を失いかけていた我々は思い出した。

人々を楽しませるには、まず我々が楽しむ。

 

何気ない「打ちに行きましょう」が未来の伝説になるとは、こと時誰も知る由もなかった・・・・

 

初代ひでスロ学園校長

ひでりーぬ

 

つづく