今日、1987年公開の映画、「ウォール街」を観ました。
マイケル・ダグラス演じる悪徳投資家、ゴードン・ゲッコーとチャーリー・シーン演じる若き証券マン、バド・フォックスの間で繰り広げられる、企業買収をテーマにした人間ドラマです。
ゴードン・ゲッコーは金の亡者のような強欲さでギラギラとしたキャラクターなのですが、アクの強さもさることながら、不思議と魅力のある人物に感じられました。
常に即断即決、頭の回転が恐ろしく速く、目的のためなら手段も選ばぬ冷酷さと実行力を兼ね備えた人物です。生き馬の目を抜くような…。
自らに最も欠けている資質をすべて備えているが故に、魅力的に見えるのでしょうか。
彼は作中で「強欲は善だ」(greed is good)と言い放ちます。
来年1月、遂に日本で本作の続編「ウォール・ストリート」が公開されることになりました。
本作のラストでインサイダー取引容疑で逮捕されたゴードンが20年もの服役の末、出所する所から、この続編が始まるのですが、「俺はかつて強欲は善だと言った。しかしながら、今や誰もが強欲だ」とつぶやきます。
かつて、世界中のマネーが集まるウォール街で鳴らしたゴードン・ゲッコーも、刑務所に収監されて20年以上もの時が流れる間に取り残されて、過去の人物になったのでしょうか。
2010年の現在は、彼の個人的なパワーを遥かに凌駕する、サブプライムローンに代表されるような「大量破壊兵器」があふれる時代になっております。
街中、強欲があふれる中、かつてのゴードン・ゲッコーがどの様な活躍(?)を見せてくれるのか、今から興味津々です。
余談になりますが、この87年公開の「ウォール街」の中では、証券会社のオフィスにブラウン管のうすらデカい電子端末が大量に並べられているのですが、グリーンの文字で、MSFT 24 1/2 という具合に、ティッカーシンボル(日本では証券コードに相当するもの)と株価が表示されているだけなのに、最先端のハイテク機器を扱っているような映像表現になっている事にかなり時代を感じてしまいました。チャートすら表示されておらず、時折、数本の棒グラフを表示させているのを見て、思わず噴いてしまいました。これが時代の流れなんだと…。
新作の方でも、ゴードン・ゲッコーが刑務所から出所する時、当時の所持品が返却されるのですが、その中に巨大な携帯電話が出てくるシーンがあり、時間の経過を表現しています。
クランベリーズのヴォーカル、ドロレス・オリオーダンの儚げで、透明感のある歌声に聞き入っている内に、愛すべき人の心が得られなかったことや、夢が潰えたが故の挫折の苦しみなど、浮世の苦悩がいつしか薄らいでいく。
浮世には苦しみのタネが尽きぬほど数多くあれど、彼女の歌声で心洗われ、その内の幾許かは昇華されて、苦い思い出の過去が肯定すべき人生の一部に変わっていく。
愛すべき過去という自らの血肉となって…。
ドロレス・オリオーダンは切々と恋の唄「ドリームズ」を歌い上げる、「ああ、私の人生は毎日変わり続けている。色々な道が開けている」と。
心ある聴衆は気づくに違いない、己の人生も毎日変わり続けているのだと。
願わくば、日々変わる人生が、何度生まれ変わってもまったく同じように辿ることを望むほど、肯定すべきものであることに…。
自分がかつて好きだった女性に数十年たった今、再びまた同じ感情を抱いたことも、どの様な結果になりこそすれ、そうなって欲しいものだ。
本日、米ドルのレートが82円を割り込み、81円後半まで円高が進行しました。
日銀の為替介入やゼロ金利政策などの金融緩和策もなんの効果もなく、遂に95年の高値79円にまで迫ってきました。
相場は非情であります。
国内の輸出関連産業が断末魔の悲鳴を上げようが、ドルを大量に保有する投資家が絶望しようが、徹底的にドルが売られ、円が買い進められています。
一貫性がなく、耳障りだけ良い非現実的な事ばかり言い続けてきた現政権の真価が試されています。
また焼け石に水のような為替介入を続けるつもりなのでしょうか。
前回の為替介入では2兆円もの資金が投入されたと聞きます。
為替介入を始めた時の米ドルのレートが83円前後で、85円80銭前後まで円安になるように円を売り進めましたから、米ドルの平均取得単価をその中間値84円40銭と仮定した場合、2兆円÷84円40銭と計算すると、237億ドルもの米ドルを取得したことになります。
現在のレートは81円80銭前後ですから、為替介入で取得した237億ドルを円換算すると、1兆9400億円程度になります。2兆円が1兆9400億円に目減りした訳です。
つまり、600億円もの大金がなんの効果なかった為替介入で雲散霧消したことになります。
政府はドルを塩漬けコッテリにするつもりなので、これはあくまで現時点での含み損であって実現損ではないから損失ではないという、口座の資金を何回も素寒貧にさせるど素人のような強弁をするのでしょうけれども。
相場が無限に一方行に進行することはないから、どこかで円安方向に流れが変わると希望的観測をしているのでしょうか。とても、金融政策のプロと称する集団とは思えません。
投資家は必ず破産や解雇といったツケを支払わさせられますが、政府関係者はそんな責任は一切取りません。この事が安易な手段に頼る元凶であるように思えてなりません。
日銀の為替介入やゼロ金利政策などの金融緩和策もなんの効果もなく、遂に95年の高値79円にまで迫ってきました。
相場は非情であります。
国内の輸出関連産業が断末魔の悲鳴を上げようが、ドルを大量に保有する投資家が絶望しようが、徹底的にドルが売られ、円が買い進められています。
一貫性がなく、耳障りだけ良い非現実的な事ばかり言い続けてきた現政権の真価が試されています。
また焼け石に水のような為替介入を続けるつもりなのでしょうか。
前回の為替介入では2兆円もの資金が投入されたと聞きます。
為替介入を始めた時の米ドルのレートが83円前後で、85円80銭前後まで円安になるように円を売り進めましたから、米ドルの平均取得単価をその中間値84円40銭と仮定した場合、2兆円÷84円40銭と計算すると、237億ドルもの米ドルを取得したことになります。
現在のレートは81円80銭前後ですから、為替介入で取得した237億ドルを円換算すると、1兆9400億円程度になります。2兆円が1兆9400億円に目減りした訳です。
つまり、600億円もの大金がなんの効果なかった為替介入で雲散霧消したことになります。
政府はドルを塩漬けコッテリにするつもりなので、これはあくまで現時点での含み損であって実現損ではないから損失ではないという、口座の資金を何回も素寒貧にさせるど素人のような強弁をするのでしょうけれども。
相場が無限に一方行に進行することはないから、どこかで円安方向に流れが変わると希望的観測をしているのでしょうか。とても、金融政策のプロと称する集団とは思えません。
投資家は必ず破産や解雇といったツケを支払わさせられますが、政府関係者はそんな責任は一切取りません。この事が安易な手段に頼る元凶であるように思えてなりません。