クリスタルキング An End

これ・・・凄すぎですね。
クリスタルキングの1stアルバムの曲で、スキャットです。

1分23秒くらいからヴォーカルが入ってきますが、ギターの音と区別がつかないくらいの高音。
hihiEらしいですが、ビブラートも効いてて本当に美しい声。

「こんなに高い声出るの?!」と思ったら、最後にもう一音上げていくところが圧巻・・・
美しいだけじゃなく、芯があって、声に張りがあるんですよね。

小野正利さんも素晴らしい高音の持ち主ですが、少し柔らかい感じです。

ヴォーカルの田中昌之さんは、レッド・ツェッペリンのヴォーカル、ロバート・プラントを尊敬しているということですが、次のツェッペリンのカバー、「天国への階段」を聴くと、ライヴではプラントを超えるほどの歌唱を聴かせてくれています。

「天国への階段」は好きな曲なので、いくつかのライヴ音源を聴きましたが、後半の一番盛り上がるところで、ロバート・プラントは高音が出ていないです・・・

それを田中さんは、スタジオ盤とほぼ同じように歌っています。
凄すぎる・・・
よくこんな貴重な音源が残ってたと、感激しました。

ちなみに、後半のギター・ソロに入る前の「ジャジャジャーン」というユニゾンのフレーズは、クリスタルキングのヒット曲、「大都会」のイントロのモチーフとなっています。
バンドとしても、ツェッペリンの影響は大きかったのでしょうね。

クリスタルキング Stairway to Heaven LIVE 1983

残念ながら、喉にボールがぶつかったことで声帯を壊し、この高音は出なくなってしまいましたが、今はブルージーで味のある歌声を聴かせてくれています。