著 サイモン・シン  フェルマーの最終定理
読了。

17世紀の天才数学者、
フェルマーが残した数式を
証明するため、
3世紀に渡って
才能ある数学者達が
挑んできた歴史が
面白く描かれている。

この中で目から鱗だったのが、


科学の真理は、
実験のたびに塗り替えられるが、
数学の真理は、
一度証明されたら
決して塗り替えられない。


といった言葉。

だから、数学者は
隠された数の世界の
真理に、
孤高に挑み続けるのだ。
そこに、神秘を感じないわけがない。

数学の面白さの一端を
見た気がした。


現代の数学は、
だから、
過去に証明された
数々の真理の上に成り立っている。

言うまでもないが、
その数学は、
様々な学問の基礎を成している。
スマホひとつとっても、
数学なしでは完成しえないという。

まだ今からでも
数学を学び直してみようかな。
本気で、そう思わせてくれる
一冊。

かなり、おすすめの本。