久しぶりに重厚な映画を観た。「父親たちの星条旗」 クリント・イーストウッド監督のメッセージ通り、従来の戦争映画のように善悪の観点から描かれているのなら興味はなかった。戦争という極限の状態において善悪など存在しない、兵士は語りたがらない、必死に忘れようとしているから。この有名な写真に写っている男も黙して決して語らなかった戦争、国の為に戦い多くの戦友を亡くして自分の行なった行為にも負い目もあり苦しんでいる・・・。イーストウッドの視点はそんな父親たちを敬う気持ちに溢れている。最終的に個を超えた公をまっとうした父親たちを哀悼している。国や宗教などは違えど、その気持ちは万国共通のものであって欲しい、イーストウッドが日本側からも描くことに非常に感動している。日本では、小林よしのりの「戦争論」がこれに近い気がする、祖父たちが決して黙して語らなかった戦争につき、リサーチを行い、最終的には先祖たちを守る為、戦争論3部作を作った。

この両作品に流れているのは、先祖たちへの愛情だと自分は信じている。

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