あの時間、大学病院内にいました
いつものようにテレビを見る患者さん
《東北地方地震》
私はそれしか見てなかった
同じ市内でも100m違うだけで揺れてない所もあって
自然界の奥深さを思い知る
そして人の無力を思い知る
何にもしてあげられない
大丈夫?問いかけるメッセージばかり
手が震え、足がすくむ
何をしていいのか分からない
ただただ、ひまわりさんに安否メールを送ることしか出来なかった
まだ余震が続く、あの地にいるひまわりさんに近づきたくて…
初めてどこでもドアが欲しいと思った
何とかみんな無事の確認が取れた頃
ニュースで九段下が映る
鳥肌がたつ
ゆうちゃん…
あなたの想いまで、飲み込まれないで欲しい
貴方の心が今、どしゃぶりの雨が降っていることも分かります
手を繋いで、彼の心を包み込む傘になりましょうね
今、出来ること
雄ちゃんの今まで叫び続けていたこと
《手を差し伸べ》
《心の傍にいる》
《生き続ける》
みんながそう想うことが彼への恩返し
そして《生き続ける》ことが出来たなら
《逢える》
雄ちゃんとの【約束】
生きて逢いましょう
遠くの貴女も
近くの貴女も
きっといつか必ず
今、生きていられることは当たり前のことではない
生きていられることに感謝して…
被災された方々、心からお見舞い申し上げます
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