とある介護施設でのお話。
僕の母も今現在介護施設で生活しています。
今月で入居して丁度1年になるんかな...
なもんで、この1〜2年は親、認知症、介護等のワードにとても敏感な自分がいて、テレビ、動画等で特集があればかなりの量を見ていたし、周りの友人知人とそんな話も沢山し、それに関連するお芝居を見れば思う事沢山あり、かなり涙していました。
だから、観劇前には
またいっぱい考えるんだろうな...
泣くんだろうな...
って思ってました。
けど、意外とそうでもなく、結構淡々と観ていられたかなと。もちろん考える事はそれなりにあったけど途中で泣く事はほとんどなかったかな...
なんでだろ???って。
一つはこの介護施設が介護介護ではなく、普通の生活に近かった事。風俗の話なんかも出てたけどw
まず、ビールの存在かな。
友人と一緒に観劇したらその後感想会兼ねて飲む事はあるけど、独りの時はこういう題材ならお酒を飲む件があっても、飲みたいとは今まで思う事な無かったんだけども、今回は飲みたくて飲みたくてしょうがなかったんだよねw
普通の延長だからだったんだろうなと。
だってお芝居はお芝居だから幾ら感化されたとしてもやっぱりそこは別腹だしねw
そしてROCKを感じた事かなと。
ギターだとかスカジャンとか物の存在もそうだけど、やっぱり言いたい事を言うってのがね。
自由を感じたって事かな。
入居者の方達がカッコよくて可愛かったよね。
僕が以前から思っているジジイになってもLIVE行ってダイブしたい!SKAダンスしていたい!ってノリに近かった感じを受けたしね。
自由=わがままと捉えがちだけど、そうならないのはそこにはそれを受け入れる周りの存在があるからで。
家族は勿論だけども、施設の職員さん達がそうだよね。だから、介護で働く人達へのリスペクトはより高まったかなと。仕事と言ってしまえばそれまでだけど、中には色んなタイプの施設があるからね。。。
逆の預ける側の家族もそうで。
色んな家族がいて。お金だけ出してもうあとは何にもなくみたいなね...
言い方悪いけど、施設に預ける事により介護をしなくてすむ「自由」を得るって言い方もできるわけです。
もちろんそこにはその家族それぞれの関係性があるからね...
だから正解なんてのはないわけですね。。
しいて言うならばその家族が選択した事が正解になるんかもね。
そしてその自由を母に重ねるわけです。
ウチはパーキンソンもあり、コミュニケーションもほぼ取れないから発言するのも出来ない状態で。
要は「自由」ではないって事。
施設に入居する前の軽度の認知症だった時は在宅介護で基本父が介護するいわゆる「老老介護」状態をしていて。
時間がある時に子供達が実家に行って...だけど距離や時間での限界があって。
言葉は悪いけど父の適当な介護が症状を悪化させて入院→転院→施設の流れになったのは間違いなくて。
そこにこのお話のように夫婦の愛があればまた多少は違ったんだろうけど。ウチはそうではなかったからね...夫婦関係、親子関係いろいろと...
僕が色々と動いたのは母に対しての罪滅ぼし的な事もあるけども(反対反対で色んな事を制限されてきて反発して...今はもうトントンだと思ってるから恨みとかは全くないけども)
それより、他の兄弟、特に弟の負担を減らす理由が一番だったかな...
いやどうだろ?コミュニケーションとれるぐらい元気だったら何も動いてないかもしれないよね...
子だから面倒見なきゃいけないとかそんな事は思わないとか言ってるかもね...
うん。だから、やるしかないって事なのかな?
そのあたりは良く思い出せません。正直なとこ。
母がまだ幾らか元気でコミュニケーション取れてた時は、メロン!じゃないけど、アイス!ってよく言ってました。銘柄も「森永!」って指定してたけどw←今思えばこれもROCKだったんだなぁ...w
そんな自由も今はないわけです。
経鼻経管だから食べる楽しみもできないしね。
デイサービスも行かせてたけど、面白くない、つまらないあまり行きたくないって事も色々言ってたから、家にいたいってのは分かっていたし、認知症が進むにつれ結果施設に入れたのは母親の気持ちに対してどうなのか?ってのは多少今でも思うわけです。
今はもう母に対して確認できないからね。
どうしてほしい?って聞いてもわからないからね...
そこまで重く受け止めてるつもりではないけどやっぱり自分は重くは受け止めてるのかな?受け止めすぎてるのかな?ってのはいつも心のどこかにあって。。
けど、お芝居を観てるうちに母に対しての申し訳なさとかそんな気持ちが少し軽くなった自分には気づきました。
まぁでもこれは亡くなるまで消える事はないからね...
亡くなっても消える事はないのかもなぁ...
SNS等で色んな感想をみました。
近い将来そういう可能性がある方も沢山いるでしょうけども、
やっぱりこれは申し訳ないですが、想像するのと経験するのでは全然違うと思います。
完全な自宅介護だったりしたらもしかしたら泣く余裕みたいなものなんてないかもしれないよね。
泣いてる場合じゃないよ...って。
僕のレベルでさえそうだったからね。。
金銭的な事も実際あるしね。ウチは交代での自宅介護も考えたけど3時間おきの痰吸引がネックで施設の方向に決めたわけでね。
公的な施設でなければやっぱりお金もそれなりにかかってきます。
ウチで月22万前後。残された父の生活費もあるから支援だ同居だなんだ色々と。結果実家売却できてとりあえず今後のお金には困らなくなったのがまだよかったけどね。実際お金があればある程度の気持ちの余裕はうまれます。
介護だけでなくそれに付随する事も沢山あるのが現状なわけです。高齢者はなかなか賃貸物件がみつからないとかね。
観劇していて、差し入れ持って施設に訪ねてきた件を見たときに、その人の背景、バックボーンを考えたもんね...
どういう経緯で預けたのかな?って。。色んな家庭事情があるだろうね...って。
多分これは当事者にならないとその考えには至らないよな、、、ってね。。
とりあえずウチは諸々の事は8月で一旦落ち着いたけども...1年ちょいはバタバタしてたかな...
色々経験して一旦落ち着いたから、淡々と観れたってのもあるだろうねきっと。。
淡々と観ていたましたが、涙したのは2度ほどありました。
1回目は夫が先に逝ってしまった時の妻の号泣。
ウチは2人共まだ健在だけど、施設に入居する前かなり認知症が進行して僕ら子供達の事はもう分からなくなってしまってた時でも、「お父さん!お父さん!」ってそれだけは分かってたみたいだった母と重なった事かな。子供達には分からない2人の間だけの絆があるんだろうなって。アルバム持ってきて昔の事聞くって件もあったけど、実際僕もそれやったからねw
ただこのお話と違うのはテメェが惚れた女なんだから、ちゃんと愛情持てとか感謝を母に伝えろ!とか説教はしたんだけどもねw
2度目は四十九日の件かな。
明るい雰囲気になってた事ね。ウチはどうなるか分からんけどあんな感じにできたらな...って。
理想があるって事は現状は身勝手な父だったり、色々不満を垂らす兄妹であったりがで今の段階だとあまり良くない方向に...ってのがあるからなんだけども。
まぁ少しずつ良くなるように...ってのはやるしかないから...
父子の関係
父母の関係←といっても母はコミュニケーション取れないから父次第なんだけどね。
なんだかんだまだまだやる事は沢山あるわけですw
弟とよく話します。
とりあえず1年は何も起きないで欲しいってね...
今回、感想を書くのは控えようかな?なんてのは観劇前に思ってはいたのですが、結局書く事にしました。観劇していて気持ちが少し軽くなったのが理由と、人に話すと気持ちが楽になるじゃないけども、書く事によって(誰が読むかわからないけど、役者さん達は読むけどね)それと同じ事になるよなって感じたのもあって。
ウチの母は自由がなくなってしまった...
そりゃ食べる事もできないし、人とコミュニケーションもとれない。でも本当のところはどうなんだろう?って。周りから見たらそんな状態だからそう思えるだけかもしれないし。実際それは本人しか分からないしね。けどその本人がどうだかよく分からないわけだからね...
そんな事を僕が考えるのも幸せな人生だったって思って欲しい勝手な希望なのかもしれないしね...
親が子を想う気持ち同様に子が親を想う気持ちもあるわけです。関係が良好じゃなかったとしてもね。
お芝居でこういう題材の物に触れるたびに自分の中で色んな事が整理されてきている気はします。
観れてよかったなぁとは正直思います。
大変だけど、笑いながら色々やっていけたらなと改めて思いました。
笑えれば大丈夫だなってね。
最後に
脳天ハイマーって演目名凄くセンスいいなぁって思いました。
なんかロックバンドみたいだし。←これもロックに感じた一因かもね。
ハイム=家だもんね。脳の中の家。人間に備わっている元々の場所。。。
あとね、古川さんがこちら側に背を向けたときに首筋に沢山貼ってるのが見えてね...
僕プロレス大好きだから分かるけど...
大変だよなぁって...
脳にダメージ喰らう技いっぱいだもんなぁ...って
気をつけてね。。
リングネーム、脳天ハイマーってありじゃね?って思たよ😀
そういえばこの前、自転車で長距離乗ったときに話しかけてきたジジイが(僕の自転車流行りのファットバイクだから色々声かけられるのですw)このお話のように「ヤル」事の話ししか言ってこないから正直うざかったけど、考えたら、自由だしROCKだよなぁ...なんてのは思いました。三大欲の一つだから人間らしいけどね。
あんまりカッコよくなかったけどねw
ありがとうございました😄