そろソロ一歩 -73ページ目

そろソロ一歩

ブログタイトルの“そろソロ一歩”とは、遅ればせながら人生の再スタートで一歩を踏み出そうという気持ちを込めました。
そして、日頃単独行動が多いため「単独=ソロ」という意味合いもあります。

29日に日帰りで富士山に登ってきた。

まあ、眺めるならともかく、山ヤから見れば登山対象としては魅力に欠ける富士山であるが、それでも“日本一の標高”という吸引力は格別なものがある。


「一度も登らぬ○○、二度登る○○」と言われる富士登山。

私は過去に夏2回、5月の残雪期に1回の3回登っているが、夏の2回は登頂を果たし、5月に登った時は九合目でリタイヤした。

リタイヤした理由は、残雪期に素人が1人で登るのは無謀だと思い、プロの山岳ガイドを伴って登ったのだが、そのガイドがヒマラヤの8千メートル級の山にも登っている強者で、彼のペースに付いていくことができなかったのである(^_^;)

まあ、そんな苦い思い出もある私の富士登山。


ところで、富士山には4つの登山ルートがあり、山梨県側は吉田ルート、静岡県側は富士宮・須走・御殿場の3ルートがある。

吉田と富士宮の2ルートは登っているので、今回は未踏の須走ルートを登ることに決めた。


28日の夜11時頃に登山口の須走口五合目に到着。

この登山口は登山シーズンの平日はマイカー規制がないので、駐車場まで車で入ることができる。

とはいえ、シーズン中はすぐ満車になり、駐車場下には路駐する車の列ができることもある。

今回はタイミングよく駐車場に車を入れることができたが、到着がもう少し遅かったら路駐する羽目になっていたであろう。


夜半には山頂で御来光を迎えようと早くも出発する人もいる。

私は3時頃に登り始める予定なので、しばらく車内で仮眠をとることにした。


3時10分、いざ出発。

富士登山ルート上のトイレはチップ制で、備え付けの料金箱にお金を入れて使用する。

基本的に料金は200円だが、山頂部では300円だった。

ちなみに今回の富士登山、私はトイレだけで900円も使った(^_^;)


14AJ-0001
まだ真っ暗な中、須走口五合目をスタート


ヘッドランプを灯しながらひと気のない五合目の山小屋の間を通過する。

突然「こんばんは」と男性から挨拶された。

山小屋の人らしいが、暗闇で人がいるのが分からず、かなりビビった(笑)。


古御岳神社の先で登山道は二手に分岐する。

左は下山専用の砂走りコースで、帰路はここで往路と合流する。

前から子供を含む数人が下山してきたが、こんな時間に下る人がいるとは。

先に登っている人を追い越したり、逆に早いペースの人に追い越されたりしながら樹林帯を抜けると、下界に街の灯がきらめいていた。


周囲が明るくなり始め、行く手に富士山のシルエットがくっきり浮かんできた。

雲海に囲まれて山中湖が見下ろされる。

風もなく穏やかな登山日和。

下界は連日猛暑が続くが、ここは別世界の涼しさ、というよりちょっと寒い。


六合目の長田山荘前で休憩していると、待望の御来光だ朝日

山でのこの瞬間は毎度のように感動する。

大げさだが「生きてて良かったな~」と思う。


14AJ-0002
六合目の長田山荘前で御来光。山中湖の上に登る朝日


14AJ-0003
須走ルート六合目の山小屋「長田山荘」


14AJ-0004
須走ルート本六合目の山小屋「瀬戸館」


14AJ-0005
本六合目「瀬戸館」から下界を見下ろす。五合目の駐車場が見える


14AJ-0006
本六合目「瀬戸館」より富士山頂部を見上げる


14AJ-0007
本六合目~七合目間より富士山頂部を見上げる


14AJ-0008
本六合目~七合目間の砂礫地に咲くオンタデ


14AJ-0009
須走ルート七合目の山小屋「大陽館」


14AJ-0010
七合目からの眺め


火山特有の砂礫の道をジグザグを切りながら登り、本六合目、七合目と通過する。

登山者の姿も徐々に増えてきて活気が出てくるが、須走ルートは吉田、富士宮ルートに比べると標高差が若干あるので登山者は少なめだ。


ここでちょっとアクシデント発生。

七合目の大陽館でトイレを使用した際に、ズボンのチャック上のボタンが外れてしまったのだ(TωT)

幸い下はサポートタイツを履いていて、予備のハーフパンツを持ってきたのでそれに履き替えた。

まあ、登山では大なり小なりトラブルは付き物である。


本七合目、八合目辺りでスローダウン気味になる。

すでに標高は3千メートルを超えているので、高所の影響か軽い頭痛がする。

過去の富士登山ではまったくなかったのになぁ‥。

最近高い山に登ってないせいか、いやいやトシのせいか、はたまた日頃のデスクワークで体がなまり過ぎたせいか(^_^;)

とにかく自分のペースを守って、ゆっくり呼吸を整えて頑張るしかない。


本八合目で吉田ルートと合流すると、登山者の数が一気に増えた。

老若男女、自衛隊、外国人、ツアー登山の団体などなど。

さすがは世界遺産の富士山である。


14AJ-0011
須走ルート本七合目「見晴館」の標識。標高は3200メートル


14AJ-0012
須走ルート八合目の山小屋「下江戸屋」


14AJ-0012
本七合目より見上げる富士山頂部。近くに見えているのだが‥


14AJ-0013
隊列を組んで登る自衛隊員はさすがに健脚


14AJ-0014
須走・吉田ルート合流点の本八合目の山小屋「上(胸突)江戸屋」


14AJ-0016
本八合目「上江戸屋」に到着した荷揚げのブルドーザー


14AJ-0017
八合五勺の山小屋「御来光館」

14AJ-0018
九合目付近の景観。赤茶けた富士山の山肌に残雪が白く光る


14AJ-0019
九合目の標識


九合目を過ぎると、ちょっとした悪場では大渋滞となった。

これによって完全に自分のペースを乱された私は大ブレーキ状態に陥った(iДi)

まあ、平日でもある程度の混雑は覚悟していたが、やっぱり登山するなら自分のペースで歩ける静かな山がいい、と改めて思い知らされたのだった。


ようやく吉田・須走ルート頂上の久須志神社に到着。

時間は昼の12時半を回っているので、出発してから9時間以上も経っている。

9時頃には山頂に着くことを考えていたので、これはかなり時間オーバーだ。

さて、これからお鉢めぐり(頂上火口を一周すること)して下山するとなると、明るい内に下るのはムリか?

まあ、先のことはとりあえず考えないようにしよう。


14AJ-0020
ようやくたどり着いた吉田・須走ルート頂上の久須志神社前にて


14AJ-0021
吉田・須走ルート頂上の久須志神社にて


14AJ-0022
久須志神社前よりたどってきた登山コースを見下ろす


お鉢めぐりして最高峰の剣ヶ峰に向かう前に、とりあえず大休止。

周知かと思うが、富士登山ルート上で売られているモノは下界より割高である。

そのため、重量がかさ張るのろ覚悟で飲み物や食べ物はかなりの量を持ってきた。

しかし、ザックの中で生ぬるくなったものより、ギンギンに冷えたものを飲みたいという欲求には逆らえなかったジュース


次の瞬間、私の手には500円で買った「なっちゃん」があった(笑)。

その前に下の山小屋でも同量の「アクエリアス」を買ってしまったので、ペットボトル150mlの飲み物たった2本で1000円も使ってしまった(ノДT)

トイレといい、飲み物といい、何かとお金のかかる富士登山である¥


14AJ-0023
頂上火口一周(お鉢めぐり)コースの案内図


14AJ-0024
吉田・須走ルート頂上の山小屋と売店


14AJ-0025
標高も日本一だが飲み物の値段も日本一?の自動販売機


14AJ-0026
気圧の関係でパンパンに膨らんだ「ランチパック」


相変わらず長文になってしまい、改めて文章を短くまとめるのがヘタだと思い知らされる(笑)。

ではでは、富士山頂上の別世界“お鉢めぐり”と下山までのレポは後編へと続く‥。