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そろソロ一歩

ブログタイトルの“そろソロ一歩”とは、遅ればせながら人生の再スタートで一歩を踏み出そうという気持ちを込めました。
そして、日頃単独行動が多いため「単独=ソロ」という意味合いもあります。

横浜にある「神奈川県立音楽堂」に行ってきた。


この建物は建設省(現・国土交通省)選定の「公共建築百選」に選ばれていて、いつかは訪れたいと思っていた。

そんな折に願ってもないチャンスが‥。


11月5日に「音楽堂建築見学会・特別編」というイベントが同所で開催され、一般には公開されない建物の各所を特別に見学できるというものだ。

開催日時が平日の昼間だが、これは是非とも参加したいので、事前に仕事の段取りをつけておいた。


千葉県西部の我が家から横浜までは、品川駅から京急の快特に乗ればかなり近い。

横浜駅で各駅停車に乗り換え、日ノ出町駅で下車。

まずは腹ごしらえに駅近くの「日の出らーめん」でつけ麺を食べてから現地へ向かう。

少々道に迷ったが、駅から徒歩で20分ほどで音楽堂に到着。


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「日の出らーめん・横浜桜木町本店」の「剛つけ麺」


入口で予約したチケットを受け取り、館内に入る。

平日にしては意外に来場者が多く、割合的に年配者がほとんどだが若い人も結構見かけた。

建築を学んでいる学生さんもいるのだろう。


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東よりから音楽堂正面入口


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「音楽堂建築見学会・特別編」のチケット


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南側駐車場より音楽堂外観


開場時間の13時から13時45分までの45分間が館内見学の時間で、14時からホール内でのイベントプログラムが行われる。

まず、ロビーとホワイエを見てから3階ベランダに上がり、ホール内に入っての舞台周りなどを見学。

舞台では館内見学の見所などを映像を交えて解説していたので参考になった。


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1階ロビーより屋外を見る。屋外照明の図面と竣工当時のロビー写真


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開館当時の客席


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2階南側ロビーよりホワイエを見る。ホール客席のひな壇が天上の造形に表れる


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普段は非公開の3階ベランダ部分


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3階ベランダ部分より横浜ランドマークタワーを望む


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外壁を構成するPC版の仕上げは「御影石ツツキ仕上」という職人の技が


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ホール客席より舞台方向


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ホワイエの床は大理石や御影石のテラゾーを職人が丁寧に仕上げている


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音楽堂設計者の前川國男氏デザインの灰皿(現在は残っていない)


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左は竣工時、右は開館当時の音楽堂の写真


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舞台では音楽堂各所を映像とともに解説してくれる


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催し物によって舞台の前に組み上げる「張り出し舞台」


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ホール壁面の窓は舞台向かって左側は音響室、右側は使途不明の謎の部屋?


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普段は見ることのできないオーケストラ・ピット


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舞台より客席


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お約束の「公共建築百選」プレート


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2階南側ロビーに展示してある音楽堂と県立図書館の模型


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昭和を感じる和室の楽屋


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かつて「音楽資料室」として使われていた部屋には壁に名残りのコンセント跡が


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リハーサル室に鎮座するグランドピアノ「スタインウェイ D-270」


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増築によって設けられたため室内に柱が突き抜ける第3楽屋


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音楽堂外観デザインの特徴である穴あきブロック「型枠ホローブリック」


まもなく見学終了時間というアナウンスが流れたが、まだ楽屋を見ていないことに気付いた。

大急ぎで各室を回って適当に写真を撮って済ませたが、もう少し余裕が欲しかったなぁ。

45分では少し時間が足りないように思う。


14時からはホール内でイベントが開催された。

オープニングは講談師・日向ひまわりさんの講談「音楽堂誕生物語」

音楽堂建設当時の映像を見ながらの講談で、重機がないため土工事が人力で行われたことや、生コンも現場で練っていたとは驚き(゚Ω゚;)

ちなみに音楽堂は今年で還暦なのだが、60年前と現代の工法の違いに隔世の感を禁じ得ない。


続いて建築史家・藤森照信氏の「神奈川県立図書館・音楽堂の建築」と題したレクチャー。

内容は設計者である建築家・前川圀男氏の人となりや、音楽堂設計にまつわる秘話などを聞かせていただいた。

近代建築の巨匠ル・コルビジェや弟子の建築家・丹下健三氏との関わりなどを知ることができて興味深かった。


休憩をはさんで鼎談「音楽堂とその時代」では、前出の藤森氏に建築家の内藤廣、建築史家の松隈博の両氏、それに特別ゲストで音楽堂の音響設計を担当した工学博士の石井聖光氏との対談。

会場には度々笑いが起こり、終始和やかなムードで話が進んだ。

建築と音楽という2つの文化の融合、それについて語る各氏の思いがひしひしと伝わってきた。


イベントのラストはピアニスト・仲道郁代さんの音響体感!ミニ・コンサート。

観客に風船が手渡され、それを体に当ててピアノの音を“波動”として体感してもらうという試みはユニークだった。

【セットリスト】

1.ショパン:12の練習曲 op.10第12番 ハ短調「革命」

2.ショパン:12の練習曲 op.10第3番 ホ長調「別れの曲」

3.ショパン:ポロネーズ 第6番 変イ長調 op.53「英雄」

ちなみに仲道さん、帰ってから見たNHKのテレビ番組「ザ・プロファイラー」に偶然出演していた。


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県立図書館側から音楽堂


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予定より少し時間が押した17時過ぎに「音楽堂建築見学会・特別編」は無事終了。

音楽堂の建築見学にゆかりの建築家のレクチャー、講談にピアノ・コンサートと盛りだくさんで充実したイベントを堪能した。


帰りは京急で横浜駅から横須賀線・総武快速線に乗り換え、東船橋で所用を済ませてから帰宅した。