小説『うつ病の恋』15話 新章〜居なくなった世界〜 | まっつんの想い

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初めまして

自由な発想を中心に書いています。

子供じみた所があるのは否めません。

ですが力の限り綴っていますので

読んでいただけるとありがたいです。

✨✨✨




母親は無論悲しんでいた


私と男の関係は


幼いながらに


墓まで持っていこうと


思っている


母親は聞いて来た


全然気が付かなかった?


ODをしてしまいなんてことは言えず


分からないと伝えた


暫く


涙した母親は


お腹を摩りながら


また


父親のいない子にしてしまった




強い自責の念にかられている


どうやらこの親子は


何でも背負い込んでしまう気質がある様だ


お母さんお腹の子は大丈夫なの


女の子は心配げに聞いた


そうね


この子には


もうこれ以上辛い思いはさせちゃいけないわね


もう


完全に日は落ち


夜の12時を回っていた


玄関には


念のため


警官が立っている


因みに


財布 金銭関係が無くなっていたと


後日確認された


どうやら物取りの


仕業らしいと


ニュースでも取り上げられた




女の子はこの男の死に


気分は悪くはなかった


良いと思ってしまうと


人としてどうかと思うので


考えないようにしようとそこまでにしておいた


翌朝


母親が


起こしに来た


もちろん忌避の為


学校へは


休みの連絡を入れたと伝えた


母親の姿が見えなくなってから


女の子は腕を伸ばし


うーんと


こんなにスッキリした朝を迎えたのは久しぶりと


上機嫌だった


しかし


そんな事は


母親の前では


絶対に見せては悟らせてはいけないと


強く思った


そして


1週間が経った


🍀✨