この間に捨てるべきものを余儀無くされる。
無論、自分もそうしてきた、、、しかし、そうできないもの、そうしてはならないものに気づかされる事がしばしば起こる。
例えば、定年し、その方が仰るには、もう一度、人生をやり直すのなら、信頼される人になりたいという、、、
どこからどう見ても、破天荒な人ではなく、寧ろその通り生きてきたと感じられる方がそう言う。
勿論、自分も捨てたつもりはないが、有る程度のずる賢さを手に入れたのは、嘘偽りない。
その方は、信頼されるに値する、見るからにその人なのだ。
過去に何かあったのだろうか?
流石に聞いてはならない気がして、そこは黙する事にした。
聞いて見ないとわからないものだとも思った。
若い時に捨てたものが、年を重ねると逆に必要になり、拾い直さなければならないのだろうか?
簡単に考えて二度手間になる。
最初から捨てなければとさえ思う。
フットワークは、悪くなるけれど、自分はかなり、重い方だ。
無い物ねだり、捨てたものねだりが人なんだと。
その方から学んだ。