ふしのやま | 三宅秀明オフィシャルブログ「“おかえりなさい”のまちづくり」Powered by Ameba

ふしのやま

先日、富士山が世界文化遺産に登録され
ましたね。


しかも、イコモスの除外勧告を覆して、
三保松原とともに。


世界遺産委員会においては、日本を除く
20の委員国の内19か国から三保松原を
除外しないようにとの応援演説が相次ぎ、
大逆転の登録となりました。


報道によりますと、政府代表団の近藤誠一
文化庁長官が審査開始の4日前から現地に
入り、20の委員国に三保松原の重要性を
説いて回られたそうです。


さすが、ユネスコの日本政府代表部大使と
して石見銀山の逆転登録にも関わった経験
のある近藤長官。


このような頼もしい御仁がおられることを
誇りに思います。


富士山は、元々世界自然遺産としての登録を
目指したものの、諸事情により国内選考の
段階で選に漏れたのは御承知の通りです。


それが今回、さらに大きくなって、富士山
本宮浅間大社など25件の構成資産(要素)と
ともに登録されることになりました。


登録の正式名称は、「富士山—信仰の対象と
芸術の源泉」。


ご来光を始めとする山岳信仰や、様々な時代
において絵画や写真に残されてきたことが
包括的に表現されています。


抜けるような青空、松原の向こう、凛とした
姿でそびえる富士山。


日本人として、一度は行きたいですね。