ひと段落、そして | 三宅秀明オフィシャルブログ「“おかえりなさい”のまちづくり」Powered by Ameba

ひと段落、そして

先日の日記でも少し触れましたが、先週、会報配布ツアーは
ひと段落しました。


配っている間、気温は高く、日差しもごっつかったですが、
ここ2、3日の方が暑いような気がします(;^_^A


行政や民間企業の幹部、労働組合幹部OBを始め、過去最多と
なる業種・立場の方々と色々なお話をさせていただきましたが、
皆さん、現内閣・政権への失望を強く表され、特に民間企業の
方は、電力不足に加えて円高や株安に歯止めがかからないこと
から、国内産業の今後への不安を強く抱いておられました。


すでに様々なところで話題となっておりますが、「海外移転の
加速は避けられないでしょう。」とも。


次期民主党代表、即ち次期総理の最有力候補と目されている
野田氏は、増税論者であり、大連立論者でもあります。


本日の報道では、来年度の復興増税も視野に入れているような
ものもありました。


世論調査では、増税に理解を示す方が多数を占めているとの
結果が見受けられますが、しかし、その方々も安易な増税に
賛同しているわけではないでしょう。


今朝には、4~6月期の実質GDP速報値が年率-1.3%と、
3期連続のマイナスになったと報じられました。


このような状況で消費税や法人税の増税に踏み切ったら、どの
ような結果を招くか火を見るより明らかです。


いつの間にか話題にも上らなくなった仕分けではありませんが、
改めて支出を精査し、どういったタイムテーブルでどれほどの
財源が必要になるのか複数のケーススタディをおこない、その
上で税財政、あるいは税と社会保障の一体改革の議論をすべき
だと思います。


アメリカを見れば、わが国はまだ国債発行の余力はあると考え
られますし、以前は政府紙幣発行というアイデアもありました。


長期耐久住宅や、100年単位の災害対策建築などを鑑みれば、
それに伴う超長期国債も活用できるでしょう。


今日は終戦の日です。


悠久の大義を信じて散華された御英霊、また、犠牲になられた
全ての方々の思いに報いるためにも、政治家は、「わが国は、
たとえ千年後でも繁栄している」という確信をもって、その
未来図を実現できるよう政治に携わらねばなりません。


一 広ク会議ヲ興シ万機公論ニ決スヘシ
一 上下心ヲ一ニシテ盛ニ経綸ヲ行フヘシ
一 官武一途庶民ニ至ル迄各其志ヲ遂ケ人心ヲシテ倦マサラ
  シメン事ヲ要ス
一 旧来ノ陋習ヲ破リ天地ノ公道ニ基クヘシ
一 智識ヲ世界ニ求メ大ニ皇基ヲ振起スヘシ


以上は五箇条の御誓文の各条文ですが、現代でも充分通用する
内容ではないでしょうか。


そして、明治天皇はこの五箇条を神前に誓った後、群臣に向け
次の言葉を下されました。


「我国未曽有ノ変革ヲ為サントシ
 朕躬ヲ以テ衆ニ先ンジ天地神明ニ誓ヒ
 大ニ斯国是ヲ定メ万民保全ノ道ヲ立ントス
 衆亦此旨趣ニ基キ協心努力セヨ」


今の総理大臣には、まさにこのような覚悟が必要だと思います。


次の方は、ぜひそうあっていただきたい。。。