☆本会議超速報☆（長文です）
本日、平成２１年第１回摂津市議会定例会が開会しました。
平成２１年度一般会計予算を始めとする各種予算案や
条例改正案などの提案説明があり、先ほどひとまず終了。
冒頭、市長から「市政運営の基本方針」(政府で言う
「施政方針演説」みたいなものです)が示されましたので、
要旨をまとめておきます。
総論
・金融危機に端を発する大不況に伴い、現下の経済情勢は
非常に厳しく、政府の回復予測には懐疑的である。
本市は景気の影響を受けやすい法人市民税の増加と企業
誘致による一時的な税収という不安定さのある財源に
よるところが大きいため、さらなる落ち込みが懸念される
ところであるが、一層の行財政改革を進め、経常経費の
削減などを行っていく。
各論
・平成２１年度は、「福祉」、「子育て」、「教育」など、
「やさしさ」を感じるソフト施策に対して重点的に予算の
配分を行うとともに、本年度見直し予定の公共料金は国の
制度改正に基づくもの以外は据え置く。
・阪急新駅の工事を適切に進め、ＪＲ千里丘駅西口の再開発
事業については今後の方針を改めて決定し、吹田操車場
跡地活用は全体構想に基づき事業進捗を図り、その実現の
ため吹田市の正雀処理場と本市のクリーンセンターの
今後のあり方について大阪府を含めた協議を行う。
・平成２１年度までとなっている現行の「地域福祉計画」に
つき、近時の社会環境を踏まえた上で新たな計画の策定に
取り組む。
また、紙おむつ券の給付制度につき、実態に応じた見直し
を行うとともに、その他の福祉施策についても適宜補助
などを行う。
・新型インフルエンザ対策については、関係機関とも連携
して医療体制の整備等の事前対策を進め、感染防護衣や
消毒剤等の備蓄を行い、行政機能を麻痺させることなく
市民対応ができるように努める。
・フレッシュコンサートや市内各所でのコンサート開催、
埋蔵文化財の発掘調査などの文化振興に努めるとともに、
子供の安全対策や学力定着度調査の結果などを踏まえた
教育行政の充実を図る。
・中小企業事業資金融資制度において、平成２１年度の
融資に限り、融資期間を４年から５年に１年間延長する
とともに、融資期間中の利息を全額助成する。
また、商業振興については地域商業の活性化を目的とする
条例の制定を目指し、農業振興については市民農園の
拡充に向け制度変更を行う。
・公園遊具や道路反射鏡の整備、放置自転車の撤去、道路の
維持補修などを着実に行うとともに、犯罪被害者支援に
ついては裁判出廷の旅費を補助する。
その他、公共交通や上下水道設備などについても適切に
対応し、住環境の向上に努める。
・パブリックコメントや懇談会など、あらゆる機会を通して
意見や要望の把握に努め、市民の方々の行政参画意識の
高揚を図り、開かれた市政運営を目指す。
・電子自治体の推進につき、平成２１年度は「電子申告
システム」、「戸籍システム」、「生活支援システム」、
「新財務会計システム」など、新システムの稼動と管理
運用を図るとともに、市民とともに協働できる職員の
育成に努める。
・これまで３次にわたる改革の成果と反省点を検証した上で
行財政改革第４次実施計画の策定を行い、また、「まち
づくり市民会議」及び「総合計画策定審議会」での議論と
ともに、第４次総合計画の策定を行う。
とりあえず、こんなところです。
新型インフルエンザ対策や中小企業支援策については、
昨年の１２月議会で私が早期の対策を特に中小企業支援策
において要望していますが、今回基本方針に組み込まれたと
いうことで、実現が確実となりました。
本日をもって摂津市議会のＨＰも新しくなりましたので、
参考までにアドレスを記しておきます↓
http://www2.city.settsu.osaka.jp/gikai/index.html
(「データベース」欄の「代表・一般質問」をご参照下さい)
また、昨年の６月議会において、私は質問の最後で十七条
憲法の１０条について触れましたが、今回、市長も演説の
最後で十七条憲法の１条について触れておられました。
自分が提案・要望した施策や引用した文献が今年度の行政
運営の根幹である基本方針に組み込まれたということです
ので、意義深いことと非常に嬉しく思います。
また、これまでにも、情報システムの更新やマイ箸政策、
ＨＰのリニューアルなどにつき、一期目の若手の提案でも、
必要とあらば躊躇なく取り入れるという市の姿勢は頼もしい。
最近は、好いニュースで取り上げられることも多くなってきました。
みなさん、共にこの嵐を乗り切り、新しい摂津市をつくっていきましょう！
激励のポチをくださ～い（＾▽＾）ノ
