台湾の総統選で、親中派の国民党対立候補を破って当選したのは、北京に抵抗する蔡英文現総統だ。つまり、中国の国家主席である習近平氏が破れたと言い換えてもいいだろう。

 

台湾で総統選挙が行われたのは、2020年1月11日。与党・民進党の蔡英文総統が、台湾の選挙史上最多となる817万票を獲得して再選された。

 

Newsweek電子版の1月15日号はまた、次のように伝えている。

「同時に行われた議会選である立法院委員の選挙も民進党が過半数を維持した。台湾では地元に戻って投票することが要求されているので、世界中にいる台湾人が一斉に帰京する様は、まるで「民主に向かって民が集まった」ようで、圧巻だった。投票率はなんと、74.9%。ここまで「民主」が求められ、「民主」のために国民が一丸となって力を発揮した例も少ないだろう」

 

これで、自由を求める台湾が、中国の習近平戦略にノーを突きつけたというわけである。

 

中国は領土拡大を目指す覇権国家である。覇権国家は一度手に入れた領土はなにがあってももとに戻すことはない。そればかりか、さらに拡大を続ける一方である。そのいい例が、中国が港湾投資に積極的に打って出ていることだ。世界の海を支配しようという狙いがミエミエである。

 

何しろ、13億の民を食わせなければならない。

一節には16億とも17億ともいわれている中国の人口だが、富裕層と貧困層がはっきりわかれてきている。日本に来ている観光客は富裕層なのだろうが、なぜ彼らがお金持ちかはさっぱりわからない。

 

マナーも悪い。

環境汚染はひどい。

数の力で市場経済をねじふせようとしているが、そうは問屋がおろさない。

 

よくわからない人種、民族であることは間違いない。