一昨日のこと。3 | 酔芙蓉

酔芙蓉

時間とともに変わり行く酔芙蓉の花の色の如く、移ろい行く日常について描写します

 『△△ちゃんは?△△ちゃんは、パパのことどう思ってるの?』

下の子『パパと会うと。。。。

パパと暮らしてるときに、ナスが嫌いだったのに、無理やり食べさせてさ、嫌な思いした。。』

 『そうか、そっか。ごめんね。』

下の子『(TT)

 『。。で、ナス大嫌いになっちゃった?』

下の子『(TT)

上の子『○○ちゃんもお好み焼きが嫌いなのにさ。。』

 『ふーん。お好み焼き嫌いなんだ。。で?それで。』

上の子『前に一緒に暮らしてたときに、パパよく作ってたじゃん?』

 『お好み焼き?』

上の子『うん。それで、残すわけにもいかないから無理矢理。。。今もレストランとか専門のお店に行っても食べれないしさ。。』

 『お好み焼き?』

上の子『お好み焼きだけはどうしても嫌い。』

 『へぇー。お好み焼きのどんなところが嫌いなの?』

上の子『なんかね、パパが作ったのは、味自体がなくて。。なんか食べたときの味が口には合わなくてさ。』

 『ソースとかマヨネーズの味じゃなくて?』

上の子『かけてもかけてないところの味が残っちゃうから。。』

 『ふーん。そっかー。お好み焼き苦手なんだー。たこ焼きとかもんじゃ焼

きも?

上の子『たこ焼きは大丈夫。もんじゃ焼きは食べたことない。』

 『そっかー。嫌いが広がらないといいね。お好み焼きの中に入っているものとか、キャベツとか焼きそばとか豚肉とか。。嫌いなものが出来ないといいけどね。

上の子『なんか入っているものが別々だったらいいけどね、一緒になってると。。』

 『一緒になってると。そうかー。』

上の子『○○ちゃんもう話すことないから。。。』

 『じゃあさ、これ、ホワイトデー代わりにバナナのマフィン持ってきたから食べて。あとさ、△△ちゃんこの前、パパの車の中に(おこづかいであげた500円)忘れてない?お金ちゃんと大事にしまってるか、貯金箱に入れてないの?

上の子『○○ちゃんしまったけど△△ちゃん入れてないんじゃない?』

下の子『どっかおとしてきた(笑)』

 『パパの車のシートに落ちてたよ。はい。じゃ、これ、1月のぶん。』

上の子『ありがとう。』

 『2月のぶん』

上の子『ありがとう。』

 『3月のぶん。』

上の子『ありがとう』

 『どういたしまして。』

上の子『じゃあね。』

 『結局、パパには、どうしてだか良く分からない。何もかも。何もかもじゃない。お好み焼きが嫌いなのと、ナスが嫌いなのは。。。ナスが嫌いなのは理由が良く分からないけど、お好み焼きのことは良くわかったよ。でも、会いたくないとか、学校に来てほしくない理由とかは、よく分からなかったな、パパには。うん。』

上の子『。。わかった。』

 『なんか話したくないの?理由?』

上の子(うなずく)

 『△△ちゃんも?』

下の子『・・・』

 『とりあえず、じゃ、もしかしたら、パパは○○ちゃんと△△ちゃんのこと大好きだし、本当に大好きだから、様子を見に、声をかけたりはしないかもしれないけど、授業参観とかで○○ちゃんとかが元気に学校でがんばってるかな?って見に行くことがあるかもしれない。それだけは言っておく。』

上の子『。。わかった。』

 『大好きだから、○○ちゃんたちが、そうやって、今、声かけてほしくないな、声かけられて、あの人誰?って、言われたらやだな、って言うときにはもちろん声かけないし、声かけたり○○ちゃんたちが困るようなことはもちろんしない。』

上の子『わかった。。』

 『じゃ、またね。』

下の子『。。。。』