昨日(23日)投開票された山口県知事選は、山口県知事選挙としては過去3番目に低い投票率の下で、自民党が擁立した無所属新人の元総務省職員・村岡嗣政氏が他の新人2候補に圧勝しました。

この選挙結果は、当然に予想されたもので驚くには当たりませんが、若くて純な気持ちを持っている(と思われる)村岡新知事には、投票率が低かったことを肝に銘じるとともに、「圧勝」と言われる投票結果に奢ることなく、県民に向き合った県政を行って欲しいと考えます。

その意味で、村岡知事には、次のことをモノ申し上げたいと思います。

1は、同じく自民党の推薦を得て当選していた山本・前知事を「継承する」として当選した村岡知事は、先ず、山本知事が説明責任を果たさずに辞任してしまった経緯をはっきりと県民に示すことです。そして、自らの出馬について、「自民党が、山本前知事の病状を隠した状況の下で進めてきた」との指摘に対して、説明責任を果たすことです。

2は、多くの県民が関心を有しているにもかかわらず、自民党の助言もあってか、国政の問題に関しては、「国の政策を尊重し、協力すべきとの考え方の下で」としたり(岩国基地への空母艦載機移駐問題)、自らの具体的方針を示さなかったり(上関原発問題)したことについて、国や権力者の声だけでなく、シッカリと広く県民の声を聴くことです。

最後に、村岡知事は、学生時代は、私も尊敬する財政学の神野直彦教授のゼミにおられたそうです。神野教授は、地方自治や地方分権を大事にしている庶民的な学者です。今回の出馬は、古手の政治家に強い影響を受けながらの出馬だったと思いますが、そうしたシガラミに囚われることなく、真に県民のための政治を目指していかれることを望みます。

(了)