本日(21日)、安倍政権にとって全国規模での初の国政選挙となる「参議院通常選挙」が投開票されました。安倍首相は、「ねじれ国会」の解消を訴えていましたが、開票速報によれば、今回の選挙でそれが一応達成されたわけです。



それにしても、投票率は、かなり低かったようです。後に述べるように重要な課題が多くある状況の中での低投票率ですから、なぜこのような抵投票率になったのか、各政党、各候補者共に真剣に考える必要がありそうです。



いずれにしても、これから先、我が国を巡る政策課題は、多岐にわたって非常に重要なものがあります。参院選挙前及び選挙中に私がフェイスブック等で取り上げたものは、安倍首相が積極的にPRしていたアベノミクスのほかにも、原発問題、憲法改正問題(国防軍創設)、集団的自衛権問題、領土問題(尖閣諸島)、オスプレイ問題等があります。また、参院選挙中に交渉参加したTPPの問題、来年4月からの消費税率引上げ問題等もあります。



しかし、安倍首相は、参院選挙期間中、アベノミクスなどの経済問題を中心に訴え、その他の政策課題については争点化を避けてきました。にもかかわらず、安倍政権が「参院選挙までは安全運転」と言っていたことからすると、「ねじれ国会」を解消した国会では、これらの政策課題について安倍政権の「危険運転」や「暴走」が懸念されます。



「危険運転」や「暴走」を防ぐためにも、できる限り早く、「穏健保守から中道・リベラルまで」の庶民的政治勢力の結集を図らねばなりません。