「肺は皮毛を主る」 「憂は肺を傷る」
上の言葉は肺と皮膚病の関係ですが重要です。
まだまだ、西洋医学では指摘されていませんが
(「生命沈思録」 曲黎敏著 )この本のなかに書かれていますが
曲先生は「焦慮」ということを強調されています。
先生は「焦慮」をつぎのように定義しています。
焦慮とは、未来が不確定のため、産生される煎熬(せんごう)感。
「焦」の上の部分「隹」は小鳥をあらわし、下の部分「灬」は小火
つまり自分が小鳥になって、小火で焼かれている心理状況を
想像してみてください。なんとなく解ります。
精神的な関係では「焦慮」のほか憂愁をあげています。
ともに肺を傷つける最たるものと言われています。
現代はこの「焦慮」と「憂愁」が溢れているかもしれません。
この他は肺に影響を与える原因として、薬の乱服・空調・冷飲・
添加物使用の加工食品が呼吸系統を妨害、破壊する。
(空気汚染もあると思います。)
肺は最も弱い臓器でこれらの絶えざる攻撃に耐えることが
出来なくなっています。
特に外的要因よりも「焦慮」と「憂愁」を強調しています。
私自信も曲先生の指摘でなるほどそれは言えると考え
ています。
日本も高度成長期(1960~1970)、光化学スモッグなどが
問題視されていましたが、肺癌の発症率は年々増え現在のほうが
多いようです。(中でも男性では肺癌がもっとも多く、女性は乳癌。)
「焦慮」を解決する方法ですが、放下(物事に執着せず、解脱する
こと)ではなく、明白(Mingbai)が重要だといっています。
明白(Mingbai)は普通は理解するとか、賢明であるとかですが
自分の無明・無知のみであり、先ずは学習、命を知り、明白となる。
「天命を知り、人事を尽くすのみ」しかないといっています。
チャーチルの言葉を引用しています。
一切は因果のみである、「因」を取り除くことができれば
病の大半はよくなる。
ここまで書いてきたのですが、納得できる結論が出ませんでした。
私の勉強不足があるのみです。
最後まで読んでいただいた方には本当に申し訳ありませんでした。
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