帯状疱疹初期 | 群馬県・桐生 仁盛堂漢方薬局の一日(中医学基礎)

群馬県・桐生 仁盛堂漢方薬局の一日(中医学基礎)

 漢方薬局で30年以上相談をしています。
毎日新しい発見あり、毎日が勉強です。
お客様の相談を中心に記録していきたいとかんがえています。

皮膚疾患(アトピー性皮膚炎)・不妊症相談・精神疾患など
のご相談を得意としています。

 

 帯状疱疹の相談の方も時々こられます。


 当代中医皮膚科臨床家从书 (刘复兴)

(中国医薬科技術出版社)


 上の書籍に詳しく書かれているので

現在よんでいる最中です。


 問題がいくつかあります。

①:薬剤の使用量が日本の3~5倍

②:日本で許可されていない薬物が多く

  使用されている。

③:相談者の承諾があれば、生薬問屋で

  手に入るものは使用できます。

  (お客様の承諾はお店の信頼度が必要)

④:高価になってしまう。


 中国では一般的に使用されているのに

日本で使用しにくい状況が中医学に関して

日本は遅れていくばかりです。


 いくつかご紹介しようと思っています。

ご自分の薬局で使用出来る範囲で工夫して

いくしかないです。


 急性期は火毒炽盛 湿热内蕴が中心と

捉えています。


 最初の症例では前額、頭部の肝経なので

竜胆瀉肝湯の加減方。(清利肝胆湿熱)

川芎ー牛膝の薬対で活血通絡升降気血し、

活絡舒筋、蜈蚣(ごしょう)ムカデで

解毒通絡止痛です。


 日本で蜈蚣(ごしょう)は使用しにくいですから

他に何か考えなければならないです。


 今回はこの1症例です。


 ほかにもいろいろの症例がでています。