白芍と赤芍は効能の違いがあります。
花の色で区別されるのではなく、
赤芍は根をそのまま乾燥したもの
白芍は根の外皮を去り、湯通しして
乾燥したもの。
白芍が「養血益陰」に対し赤芍は
「涼血活血」に使用されます。
白芍を使用する場合、四物湯などで
利用されます。
また柴胡ー芍薬の薬対で疏肝を目的
に四逆散などで使用されます。
清熱、瘀血などの病症に対しては
赤芍がほとんどです。
このため皮膚疾患に関しては赤芍が
使われ、牡丹皮、生地黄、紫草などと
一緒に処方されています。
当帰飲子は皮膚疾患にしようされますが
白芍でいいとおもいます。
桂枝茯苓丸や血府逐瘀丸は赤芍を
使用すべきですが日本のエキス顆粒は
おそらく白芍を使用していると考えます。
この辺をメーカーにはこだわっていただきたいと
念願しています。
薬事法などでしばりがあるんでしょうか。