皮膚疾患と呼吸 | 群馬県・桐生 仁盛堂漢方薬局の一日(中医学基礎)

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皮膚疾患(アトピー性皮膚炎)・不妊症相談・精神疾患など
のご相談を得意としています。

 

  皮膚の状態に関係する「衛気」について

考えてみました。 


衛気は水穀の精気から化生し、活動性が高く

動きが速いという性質があります。


 全身のすみずみまで行きわたり、肌肉を温養し

皮膚を潤沢にし、腠理を滋養し、汗孔を開閉する

作用があります。


 衛気が充分あるということが、皮膚が正常にあると

いうことに関係してきます。


 衛気が不足すると肌表を密に保つことができません。

したがって病邪が侵入しやすく、皮膚の異常も出やすく

なります。


衛気は肌肉・皮膚の間を走り休むことなく働いています。


 衛気の運行は呼吸のサイクルが直接反映し、一日にほぼ

人体を50周するといわれています。


 最初に説明しましたが、水穀の精気から、営気と衛気が

化生され、残りの濁った排泄物は体外に排泄され


 清らかなものは呼吸に関係する「宗気」として胸部の気海に

蓄えられます。


 よく呼吸が荒いなどといいますが、逆の流れで呼吸の内容が

「衛気」に影響をあたえるだろうことは考えられますが


 どんな呼吸がいい結果になるのかまだ勉強不足です。

ただ呼気を少しずつ長く吐くということだけはいいようです。


 剣道をやっていて、上段者の先生になると、1分間に

2呼吸という先生もいます。