群馬県・桐生 仁盛堂漢方薬局の一日(中医学基礎)

群馬県・桐生 仁盛堂漢方薬局の一日(中医学基礎)

 漢方薬局で30年以上相談をしています。
毎日新しい発見あり、毎日が勉強です。
お客様の相談を中心に記録していきたいとかんがえています。

皮膚疾患(アトピー性皮膚炎)・不妊症相談・精神疾患など
のご相談を得意としています。

 

 不眠の問題はそう簡単ではないです。

つい最近もご相談の方がみえました。

最近は中途覚醒が少なく、依存性もすくない

睡眠導入剤を医師はすすめているようですが

(ベルソラムなど)

それでも満足のいく睡眠が出来ない人はいます。

 

 こちらは中医学の立場でまた考えていきます。

「睡眠問題」

肝血虚は入眠が難しく、睡眠しても浅い。
肺気が不降でも夢が多く、深い眠りの質量が
少ない。
一般に言われているには睡眠が満たされない
のは肝血不足で肝の神「魂」が十分休め
なく、夢が多くなり混乱してしまう。
病は厥陰(けっちん)にある。
いつも眠いがただ横たわっていて眠れない
(但欲寝)、病は少陰にある。
一日中、頭がぼんやりしていて精神が覚醒
していない。病は太陰にある。
これらには、それぞれ適切に処方があります。
でも簡単に西洋医学の眠剤のようには
いきません。
 
 一般的に老人は横になるが眠れず、
若くて元気なものは眠れるが覚めない。
則ち老人の睡眠は益々少なくなり、日中
ぼうっとしていて夜眠れない。
 
 年若いものは日中精力旺盛、夜熟睡する。
とどのつまり、気血の不足か有余の問題で
きまる。
 
 若い人の気血は盛んで、肌肉は滑らかで、
気道は通じ、自然の常道を失うことはない。
 
 ただ最近の若い人は生活が不規則で
気血が傷ついていて睡眠の問題は益々
ふえている。生活を正しい軌道に返し
自ら癒すべきである。
 
 不眠状態をどのように治していくのか?
まずすぐに医師を探すべきでない。
優れた医師でないといい加減な処方で
さらに身体に禍害がでてしまう。
 
 まず駅や建設現場に行って、荷物運びの
『「扛大包」と記されています。』
仕事を探しやってみなさい。
仕事に疲れれば人はぐっすり眠れる。
 
 ある人が言う。「自分の家で仕事をする
のはだめか」
「役にたたない。自分の家での仕事では
ばかにして、容易に飽きてしまう。」
「走って鍛錬するのはだめか」
やはり役に立たない。鍛錬のあと容易に興奮
してしまう。
 
「どうして荷物運びがいいのか」
「荷物運びの仕事は本当の疲れで単調なので
体は疲れるが精神の疲れはない。」
 
身体の疲れはぐっすり眠れて気血が充足
する。気血が充足すると陰陽の交換能力が
スムーズになる。
好い睡眠とは陽気が陰に包まれてできる。
「生命沈思録2」
 
 走って鍛錬することは否定されていますが、
私などは剣道の稽古をした日は睡眠がいいよう
な気がします。でも先生方に悪い所を注意され
たり若い人たちにボコボコに打たれた日などは
興奮し眠れない時もあります。
 
 昨日は「渡辺オイスター」の勉強会で
「脳内の活性酸素の消去によるストレスの
緩和と睡眠の改善が炎症を緩和する」という
話だったのですが、大変参考になったので
あとでまとめてブログにあげたいと思って
います。