渡辺オイスターの勉強会に参加しました。
慢性ストレス・脳内活性酸素・脳内慢性炎症の
関係がいまひとつ整理できないため、下記の
本を購入し、「慢性ストレスによる脳内炎症が
うつ病を引き起こす?」の第4章を読みつつ
整理していったのですが、この本では活性酸素
がほとんど出てきませんでした。
うつ病を中心とした精神疾患が慢性ストレス
による脳内の炎症が原因の一つににある
ということを上の書籍で紹介されています。
キーワードがいくつかあり、これらを解りやすく
関連づける必要があります。
①慢性ストレス・加齢
②グルココルチコイド(コルチゾール)
③活性酸素
④炎症性サイトカイ(IL-6・TNF-α)
⑤神経細胞・グリア細胞(ミクログリア)
慢性的ストレス(心理的・物理的・科学的・
生物学的)
↓
副腎皮質よりコルチゾールの分泌が継続
↓
過剰な活性酸素が発生し、海馬の受容体が
傷つく(細胞が破壊され内因性ダメージ関連
物質が放出)
↓
マクロファージが内因性関連物質を異物と
認識しミクログリアが炎症性サイトカイン
(TNF-α・IL-1・IL-6)を放出
↓
神経細胞の機能を低下させる
脳をつくる細胞には神経細胞とグリア細胞が
あり、グリア細胞の一種、ミクログリアが異物の
排除をするとき活性化して炎症が起こり
精神疾患に関連している。
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脳細胞内のミトコンドリアが活性酸素で
破壊し、炎症状態が続くと、炎症性サイトカイン
が慢性的に増加し睡眠の質の低下、無気力・
疲労倦怠感・倦怠感などが引き起こされる。
脳内の活性酸素を消去することで、ストレスの
緩和、睡眠の質の向上し、炎症を緩和できる
最後に「体の疾患が慢性ストレスの原因となって
精神疾患を発症する場合や、逆に精神疾患に伴い
体の痛みが生じるケースがあります。そのような
体と精神の疾患が併発する仕組みに炎症が
関わっているとかんがえられる。」とあります。
現在の研究はミクログリアの活性化を抑制し
炎症性サイトカインの放出を抑制する物質の
研究がすすめられているようです。