どんな塾の経営者も自分の利益を考えると同時に、生徒さんや親御さんの「ためになること」を考えていらっしゃることと思います。
多くの方がただ、「儲かればいいんだ」という考えだけでやっているのではないはずです(と信じたい)。
「こんな事をしていても、一銭にもならない」
「こんな事をしていると、自分の利益がどんどん減っていく」
「これをすれば赤字だろう」
たとえ、そう思ったとしても、生徒たちのためになるなら、しなければならない場合もあると思います。
「利益相反関係」という言葉は、教育業界においてこそ、ふさわしい。
「これをするように上の人から言われたけれど、生徒たちのためには何にもなっていないんだよな」
「お金のためなら、講習のコマを沢山とるように勧めるべきだけれども、沢山とったからといって、その子のためになるとは限らないんだよな」
と心の中で思いながら、ストレスを抱えている社員の塾講師も沢山いると思います。
そんな時、思い起こしていただきたいのは、
「かわいそうなのは、生徒たちです」
という事です。
役にも立たないことを知らされないまま、次々と課金され、負荷だけが増やされていくのですから。
もう直ぐ夏期講習です。
びっくりするような講習費を提示された、というニュースをあちこちで聞きましたので、塾講師の良心に訴えて、このような文章を書かせていただきました。
私が毎日拝見しているブログです。
〜利に放(よ)りて行えば、怨み多し〜
〜経営の基本は、「利他」である〜
熟読されたし。