共通テストお疲れ様でした。

さて、次は私大入試ですね。

去年の暮れに、僕は
「家の人が、お金の心配をしているのだから、博打みたいな受験をしてはいけない」
と口走ってしまいました。

私立大学の受験料は、どう考えても、高過ぎで、3大学併願すればすぐ10万円は超えてしまいます。そのことが頭にあったから。

その後ご家族で話し合いをしてもらって、かねてから行きたいと思っていた学校を受けることになり、とても良かったと思います。ただ、家族には感謝してくださいね。受けたい大学に挑戦させてもらえること、いや、塾に通わせてもらえること、それはとても有り難いことなのです。

去年の夏に、君のお母さんから
「うちの子が、最近全然話をしてくれないんです。学校から帰っても、自分の部屋にこもって、何にも言わないんです。大丈夫でしょうか?」
という相談を受けました。

僕は
「男の子は特に、周りからゴジャゴジャ言われるのが嫌な子が多いので、口数が少なくなるのも普通だと思います。僕も受験生の時分はそうでした。お母さんのその気持ちはよくわかりますが、今の自分が合格点に達していないことぐらい、本人が一番よくわかっています。だから静かに見守ってあげたらどうですか。」
とお返事しました。

親御さんは心配するものです。自分の部屋にこもり勉強するのもいいでしょう、口数少なくなるのもいいでしょう、しかしせめて心の中で「(受験させてくれて)ありがとう、頑張る」と唱えるぐらいはしましょう。







時期的にそろそろ、
「○○君は、共テで□□点とったらしい」
などという噂が、耳に入ってきますが、軽く聞き流しておきましょう。人の点数はどうでもいいのです。

残り少ない時間を大切に過ごしてください。応援しています。

野口忠彦

注記: この手紙は特定の個人に書かれたものですが、人物を特定されないように、そしてうちの塾生が読んでも誰のことかわからないように、真実半分、虚構半分に書いたものである。