大学入試のリスニング対策として、TEDトークはおすすめです。
よくリスニング教材は1度聴いてみて、50%~70%わかるものが最適だと言われています。
すなわち、100%わかるものならその教材は簡単過ぎますし、ほとんどわからないなら、難し過ぎるので、聴き取り能力の向上にはならない、ということです。
共通テストが目前に迫った高校3年生は、対策本がベストだと思いますが、現高2生や現高1生はTEDを教材に使ってもいいと思います。
私自身は、2013年~2015年にかけて集中的に視聴していました。
TEDノートを作って、メモをとったり、未知の単語を書き出したり。
今数えると79本観ています。ほとんどすべてshadowingしました。
最近でもまたポツポツ新しいものを視聴しています。
では、私の独断と偏見により、おすすめTEDトークを御紹介しましょう。
1,Pamela Meyer ''How to Spot a Liar''
パメラ・メイヤー「嘘の見抜き方」(約19分・日本語字幕あり)
高校生には少しスピードが速いかな、とは思いますが、内容的にも興味深く、長さ的にも私は丁度よく、4回shadowingした、とノートに記録しています。
2,Michael Sandel ''Why We shouldn't Trust Markets with Our Civic Life''
マイケル・サンデル「なぜ市場に市民生活を託すべきではないのか」(約15分・日本語字幕なし)
こちらは約10年と少し前にブームになった『ハーバード白熱講義』や『これから「正義」の話をしよう』のマイケル・サンデル教授の動画です。
先ほどのパメラ・メイヤーさんのものに比べて、サンデル教授は大学の先生ということもあるのでしょうか、ゆっくりと聴き取りやすく、アカデミックな感じがして、高校生向きかな、と思います。
北村真一先生も『英語の読み方』(中公新書)の中でサンデル教授の
''What's the right thing to do?''
「正しい行いとは何か?」(約50分・日本語字幕なし)
を勧めていました。
ここからは最近視聴したものから
3,Mia Nacamulli ''The benefits of a billingual brain''
ミーア・ナカムッリ「バイリンガルの脳が持つ利点」(約5分・英語字幕あり)
4,Lera Boroditsky ''How language shapes the way we think''
(約14分・英語字幕あり)
5,リサ・ブー「読書で心が広がる」(約6分・日本語字幕あり)
リスニングはshadowing中心にする、ということをモットーにしているので、できればshadowingにチャレンジすれば、アウトプット能力の向上にも有益だと思います。
本当はもう少し、おすすめしたかったのですが、さらに最近のものも含めて吟味して、記事を改めて書いてみたいと思います。
今年もよろしくお願いします。