河合塾によると、昨年度はコロナの影響で、受験生の早く合格を決めたい傾向が一層強まったそうです。

近畿大学公募推薦入試は、一昨年に比べると少し倍率は落ち着いたようですが、経済学部や経営学部経営学科は依然高い数字をキープしています。

さて、今回はその公募推薦入試英語の大問5語彙問題に絞って、『システム英単語』からどれほど出題されているか、を過去10年分にわたり調べてみました。(赤本掲載分に限る)

なお、派生語が出題された場合は、基本的にカウントしています。

2021年度11月入試18語/20語中
2021年度12月入試16語/20語中

2020年度11月入試19語/20語中(但しbring は中学単語なのでシス単には不掲載)
2020年度11月入試20語/20語中

2019年度11月入試20語/20語中
2019年度12月入試18語/20語中

2018年度11月入試18語/20語中
2018年度12月入試19語/20語中

2017年度11月入試16語/20語中(但しhope,pride は中学単語なのでシス単には不掲載)
2017年度12月入試19語/20語中

2016年度11月入試17語/20語中(但しpride は中学単語なのでシス単には不掲載)
2016年度12月入試20語/20語中

2015年度11月入試18語/20語中
2015年度12月入試16語/20語中

2014年度11月入試18語/20語中(但しsteal,heavy は中学単語なのでシス単には不掲載)
2014年度11月入試15語/20語中(但しengine,machine は中学単語なのでシス単には不掲載)

2013年度11月入試14語/20語中
2013年度12月入試16語/20語中(但しdream,goalは中学単語なのでシス単には不掲載)

2012年度11月入試15語/20語中(但しweather は中学単語なのでシス単には不掲載)
2012年度12入試19語/20語中

年々ですが、掲載率が上がってきているのがお分かりでしょうか。

過去10年間で400単語出題されて、『シス単』に掲載されていたのは、351語、掲載率87.75%
中学単語はシス単に元々掲載されていないので、それを除くと389語中掲載されていたのは351語ですから、掲載率は90.2%

比較することが適当かどうかわかりませんが、同じ近畿大学公募推薦での熟語問題における『速読英熟語』の掲載率より、ずっと高い数字ですね。

付け加えておきますが、入試というのは語彙問題だけできても仕方がない、という事と、単語力は会話問題、長文、並べ替えなどなど、入試に必要な英語力の基本となるものですから、語彙問題にシス単からどれほど出題されようと、毎日励んでもらいたいのはいうまでもありません。