中学生の定期テストも中間期末と終わり続々と返却されております。


ある中学1年生の問題を見せてもらうと、以下のようなものでした。


・パンフレットを見て答える問題


・リスニングの量が多い


・記号が多く、アルファベットや基本単語を書く問題がない(数字やローマ字はあり)


明らかにこれまでの中学1年のテストとは違ったものになっています。(その子の学校だけ特別かもしれませんが。)


一つは今年から中学生の教科書が新しく難しくなった、ということがあるでしょう。


しかし上の3つの特徴を見て、何か思いませんか。


そう、今春行われた大学入試共通テストを意識した問題構成なのです。


このようなところまで、影を落としています。


中学1年でこれですから、高校の英語の授業、定期テストで、そういう系の問題を扱うケースは増えているでしょうね、きっと。


鳥飼久美子さんのツイートを思い出しました。


引用

共通テストのリーディングも問題の量も種類も多く設問が複雑。じっくり考える時間がなく熟考するタイプには不利にならないが心配。思考力をみるならもっと知的な内容が欲しい。こんな試験のために高校が対策を練らないように来年に向けて改善して欲しい。


大学共通テストの英語問題を読んで聞いてみましたが、センター入試と比べ、思考力測定に引きずられて、高校で学んだことを確認し、大学で学ぶ力があるかをみる試験になっていない。特にリスニングは不親切です無理を強いられた受験生が可哀想です。

引用終わり


駿台の竹岡先生の話によると、問題作成者の任期は2年で、初年度と2年目は同じメンバーが問題作成にあたると考えていいらしいから、来年もこのままいく可能性が高いのです。