成功や失敗や競争について、私は本家「秀雄のブログ」で考えてみたことがあります。

塾にとって入試に合格できる事は、もちろん大切です。

そのために存在していると言ってもいいでしょう。

それは「成功」であります。

しかしながら、人間は成功よりも失敗から多く学ぶものがあると思います。

・受験に失敗した

・仕事で失敗した

・大事な試合で失敗した

・恋愛で失敗した

ある程度年齢を重ねれば、誰でも経験があることではないでしょうか。そして、多くの人にとっては、それが肥やしに、それが人生の糧になっているはずです。

受験とは、ある意味、競争すること、塾は競争させるものです。

しかし、何のために競争するのか、何のために受験するのか、

「いい大学に入って、いい仕事につくためだ」

それ以上の理由や目的を持っているでしょうか。

私が以前考えたことも、競争にはプラスの側面があればマイナスの側面もある、それと同じように「成功」にもプラス、マイナスの両面がある、そして「失敗」も同様である、という事です。

私は何も「失敗」を勧めているわけではありません。
「成功」と同じように、「失敗」にも価値があると言いたいだけです。
いや、「成功」と「失敗」は同じ一つの物事の表と裏に過ぎないという事です。

高校生には分からないかもしれません。しかし、私ぐらいの年齢になれば、わかってくるものです。人生はどうなるかわからない、先が見えなくなったら、勉強の手を止めて、幸福とは何かを考えてみるのもいい。

模試の判定が悪いとか、なんて些細なことなんだろう、と思うはずです。