つい先日、国公立大学の入試が終わった様な気がしていたのですが、近畿大学の公募推薦入試まであと5ヶ月となりました。


5ヶ月ですよ、月日は早いですね。


また、先日受験生の皆さんに人気の熟語集『Z会速読英熟語』に初めて「目を通し」ました。(因みに私が受験生の時に使っていた熟語集は『奇跡の英熟語』)


関西を中心に予備校を展開して、YouTubeでしきりに宣伝されている某予備校では、『Z会速読英熟語』は「おすすめ」「参考書ルート」に入っているそうで、夏(7月)から始めるのがいいのだとか。


そういえば、私の去年担当していた高3生達も夏からちらほら手にしているのを見たように思います。


そこで今回は、近づく近大公募推薦入試において、『速熟』がどれほど有効なのか?、を検証してみます。


なぜ近大なのかと申しますと、英語の入試問題が全7題から構成されており、大問4が熟語問題として独立しているからであります。


なお、お断りしておきますが、英熟語というのは、長文はじめ入試問題のあらゆる所に顔を出すわけで、そういう意味では『速熟』の様な基本的なイディオムが網羅されている書物は、近大に限らず「する」に越した事はありません。


ですから、もう少し課テーマをクリアにすると、

近大の英語の大問4を満点取るのに『速熟』は有効か?

ということになります。


以下の様に調べました。

4問中何問が『速熟』に掲載されているか?


2020年11月入試4/4問中、12月入試4/4問中

2019年11月入試1/4問中、12月入試1/4問中

2018年11月入試3/4問中、12月入試1/4問中

2017年11月入試3/4問中、12月入試3/4問中

2016年11月入試2/4問中、12月入試2/4問中

2015年11月入試3/4問中、12月入試3/4問中

2014年11月入試2/4問中、11月入試3/4問中

2013年11月入試3/4問中、12月入試3/4問中

2012年11月入試4/4問中、12月入試3/4問中


全72問中、48問が『速熟』に載っています。(掲載率67%)


以上公募推薦入試文系過去9年18回分です。(2020年by way ofは『速熟』に掲載されている意味(〜経由で)とは違った意味で出題されていますが、カウントしました。)


近大入試英語は素点で90%、悪くて85%取りたいですね。(合否は中央値修正がかかります。)

そこを考えるとたった4問の熟語問題、配点は1問2点で合計8点ですが、6点は取りたいところ。


やはり『速熟』は「する」べきです。しかも最低半年前から、つまり公募の半年前5月から。まだ手をつけていない3年生、どうしても秋の近大公募推薦に合格したければ、今から始めてくださいね。