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松江シティFCとして初出場した2014地域決勝大会。
1次ラウンドの下関会場へ3日間行ってきました。

結果は1勝2敗の勝ち点3.得失点差-7というものでした。
残念ながら決勝ラウンドへの進出はならず、松江シティの2014シーズンは11/9に終わりを告げました。

選手たちはケガ人続出の中、精一杯のプレーをしたと思います。
結果がついてこなかったことは残念ですが、きっとこの経験が活きる日が来ると信じたいです。

とりあえず、3日間見てきた試合の感想と、2014シーズン全体の感想を、自分用の備忘録を兼ねて書いてみます。


第1日目・クラブドラゴンズ戦

立ち上がり、守備の連係が上手く行かず苦しみ先制を許す。
今にして思えば、この試合の時点でGK伊藤の足はかなり限界近かったのだろうと思われる。
それでも徐々に連係も修正されていき、ほぼ互角と言って良い試合展開が続く。
ドラゴンズの個の力を、上手く守備のブロックで絡め取って最後の一線は越えさせない。
逆にこちらの攻撃もドラゴンズの守備ブロックに阻まれ、なかなかフィニッシュにもっていけない。
そんな膠着状態の中、ドラゴンズDFの不用意な緩いバックパスを10番渋山が見逃さず、奪い取ってGKと1対1。
冷静に流し込んで同点。

その後はお互いによく集中した守備が続く。
どちらも組織的に守備出来ており、なかなか縦にパスが繋がらない。
そんな中で、時間は見てなかったが23番実信が一瞬の隙を逃さなかった。
全盛期を彷彿とさせるスルーパスから、10番渋山がDFラインのウラを見事に取り、再びGKと1対1に。
これを再び冷静に流し込んで、逆転に成功する。

試合はそのまま特に流れが変わることもなく進行し、最後までドラゴンズは攻め続けたが、松江がしっかりと守り切った。
特に、最後のセットプレーは24番布施の体を張ったディフェンスが無ければ、ロスタイムの同点弾となっていたかも知れないほどギリギリだった。
薄氷を踏むような勝利だが、堂々と90分渡り合った結果の勝利であり、真正面から戦って見事逆転してのけた感動もののゲームだった。


第2日目・ランポーレ鈴鹿戦

打って変わって2日目は最初からチームのテンションがおかしかった。
事情は後から知ったが、この試合の時点でGK伊藤の足は限界に達していたようだ。
2nd GKの本多も膝を負傷しており、GKが2人ともプレーに支障を来すレベルのケガを負っているという深刻な事態だった。
伊藤は明らかに足が踏ん張れておらず、前半の早い段階でPKを与え失点を喫する。
PKの原因となったファールは、ルーズボールに対して伊藤と相手FWが競争になり、1歩及ばず相手が先にボールに触れ、それを倒してしまった形だった。
おそらく、ケガが無い状態の伊藤ならばごく普通に処理できた場面だったように思う。

観戦中、誰の目にも松江のDFラインは下がりすぎていると映っていたと思う。
自分の目にもそう見えた。
恐らく、GK伊藤のケガの状態からして、PA前のスペースをケアできる状況になく、DFラインはGKとの間に大きなスペースを作らないようにするため、下がらざるを得なかったのだろうと思う。
それ程伊藤の状態は悪く見えた。
結果、どうしても選手間の距離は遠くなりがちで、ボール保持者に対するサポートも少なく、ボールを持った選手はパスの出しどころを探す時間が増えていった。
結果、相手のプレッシャーを受けてから蹴らざるを得ず、どうしてもパスの精度が上がらない。
悪循環が生まれていたように思う。

DFラインの上下動がどうしても滞り気味になるため、中盤も押し上げにくくなり、結果前線の勝負所において、局面に人数が掛からない。
局面毎の数的優位が作れないので、どうしても横パスやボールを持ってコースを探す時間が増え、その間に相手の守備ブロックは整ってしまう。
するとどうしても一旦最終ラインまで戻して組立直さざるを得ず、相手の押し上げを許してしまい、ボールロスト時のリスクが増えていく。

致し方無いのでロングボールで放り込むシーンも増えていくが、なかなか精度が上がらないし、通ってもやはり数的不利は否めない。
十分な押し上げが出来ていないのでプレーの選択肢が著しく限られ、そこでまたすぐにボールをロストする。

この試合では、改めてGKというポジションの重要性が再認識できた。
GKはゴール前に張り付いていれば良いわけではないのは分かっていたが、GKの守備範囲が狭まることで、その影響はチーム全体に大きく波及するのだと認識した。
守備のみならず、攻撃にまで影響が及ぶ、非常に重要な問題であった。
当たり前と言えば当たり前なのだろうが、こうして実際にその問題に直面すると、その影響の大きさに改めて驚いた。

選手間の距離を縮め、全体をコンパクトに保つことでパスの繋がりを良くし、局面毎の数的優位を作りやすくする。
そういうプレーをするためには、結果として生まれる広いスペースをカバーできる走力が求められることになると思うが、その走力を求められる対象にはGKも入るということか。


第3日目・サウルコス福井戦

この試合についてはもはや感想は少ない。
基本的にはランポーレ戦と同じ戦訓が繰り返し得られたのみであったように思う。
GK伊藤は出場不能状態までケガが悪化し、2ndGKの本多が先発。
急きょ合流したと見られる第3GKの岸もベンチ入りしたが、岸は正直なところまだまだこれからの選手だと思う。
実質的には、「相対的に見ればまだしもケガか軽い」本多1人でゴールを守る形になった。
# 岸がダメというわけではないが、まだちょっと心許ない気がするというのが、過去にプレーを見た感想だった。

ただ、正直なところ5失点もするとは思っていなかった。
こういうと負け惜しみになってしまうが、サウルコスの試合は2試合見てきて、率直なところ「松江とはほぼ互角」と感じていた。
もちろん、GKが万全であることを前提にした話ではあるが。

その点も含め、やはり前日と同様GKの重要性を痛感する結果となり、おそらくは3点目を失った時、選手の心が折れたように思われた。

そして、恥ずかしい話ではあるが、自分の心もこの時折れた。
ハッキリと心の中で「負け」を認識した瞬間だった。
逆に言えば、2失点目まではまだ勝てると思っていたわけだが…。

こんな時こそ選手をもっと鼓舞するべきだった。
もっと声を出せばよかった。
正直、今さらながら非常に後悔している。
サポーターの心が折れ、諦めの表情を出してしまっていたのでは、選手も気持ちを立て直しようが無いはずだ。

このことは、しばらく引きずることになってしまいそうだが、来季この反省を活かすことでしか立ち直りようが無さそうだ。


2014シーズンを振り返って

残念ながら2014年の松江シティのシーズンは11/9で終わった。
最後に負けて終わったことはとても残念だが、一方で希望もたくさん見えた1年だったように思う。

何といってもCSLで優勝できた。
全社でも大健闘した。
初出場の地決では、初戦でいきなり初勝利を挙げもした。

CSL優勝後の監督解任など、ネガティブな話題も振り撒いてしまったが、ポジティブな話題も十分にあった1年だったと思う。

監督解任劇のことは正直自分の中でもまだ整理し切れていない面がある。

自分自身の好みの問題としては、小川監督の目指したサッカーは本当に魅力的だった。
小川監督の人柄にも好感を持っていた。
解任は、残念の一言に尽きる。

また、解任タイミングが良くなかったことも、確かにその通りと思う。

だが、一方で解任そのものはあまり意外ではなかったことも事実だ。
CSLは確かに優勝できたが、松江シティのクラブとしての目標はあくまでも上位リーグへの昇格であり、地域決勝を勝ち抜き、昇格後のJFL残留が可能な戦力の確立が求められていたはず。
その意味では、CSLは必ずしも圧倒的強さを発揮できたとは言えず、厳しい見方をすれば「あくまでも地域リーグレベル」での優勝だったとも言えよう。
小川サッカーの完成には、まだまだ時間が必要である…というのが自分の率直な感想だ。

もちろん、優勝したことは絶対に評価されるべき事であり、小川監督は称えられるべきだ。
そして、自分自身も心から小川監督を称賛する。

…もし、松江シティFCが上位リーグ昇格をそれほど急いでいない、ということであれば、このまま小川体制でじっくりと地力を付けていく選択肢で全く問題は無かったと思う。

しかし、現実にはそう何年もCSLで頑張り続けられるかというと、やはり難しい気がする。
CSLを今後も主戦場にするクラブとして相応の体制で長くやっていく、ということならともかく、J昇格を最終目標にしている以上あまり時間的猶予は無いだろう。
年々昇格の門は狭くなっているのが現実だし、スポンサー集めにも限界はある。

そんなこんなのアレコレの事情が絡んで、監督交代に踏み切るというのは、それ自体は理解できるのだ。非常に残念ではあるが。

だが、それならばやはり天皇杯予選決勝の直後にすべきだった。
あのタイミングなら、万人がとは言わないが、大抵の人は受け入れられたのではないかと思う。

もちろん、クラブ内部でどんなやり取りがあったのかは知る由も無い。
ではあるが、「地決で勝つ」ことを目標と捉えているならば、
1) 天皇杯の時点で監督交代し、地決で勝てる体制作りをリセットする
2) 小川監督と心中覚悟で地決まで突っ走る。問題があるなら走りながら考える

の2択であったように思えてならない。
1)のタイミングを逸したならば、2)しか選んではいけなかったのではないだろうか。

とは言え、すべては終わったことであり、覆水は盆には返らない。
来季も片山監督体制で行くのかどうかは分からないが、誰が監督になるにせよ松江シティというクラブは結果を出していくしか選択肢が無い。
地決での結果出しは失敗した。
明るい材料も確かにあるが、いずれにしてもまだまだ厳しい道が続くのは間違いない。

自分自身も、来季はサポーターとしての立ち位置をもう一度見つめ直して、出直す気分でまた応援に臨みたいと思う。


6/23(日)は、ガイナーレ鳥取VS松江シティという、私にとって垂涎モノのTMを観てきました。
結果は、さすがはプロという感じで、2-0でガイナーレ鳥取の勝利でした。

前回の廿日市でのSRC広島戦からどういう修正がされてきたのか楽しみでしたが、さすがに1週間やそこらで劇的な変化とは行きません。
でも、明らかに「チャレンジする」サッカーを皆が意識しているのだろうな、と思える試合でした。

得点チャンスも十分あったと思うし、SRC戦より明らかにシュートを打つ意識は高まったと思うし、個人的には「いい方向に向かっているな」と思えたので嬉しいですね。

次は7/1(月)に吉田でサンフレッチェ広島とTMとのこと。
これも本当に楽しみですね!
TMなので勝ち負けは二の次として、目指すサッカーの完成に一歩でも近づくプレーをして欲しいと願います^^

ここ3試合ほど、松江シティFCは連続して引き分け続けています。
いずれの試合も、点は取れているのですが、同じだけ失点しているわけですね。
得点も、セットプレーによる比率が高くなっている気がしており、流れの中の攻撃はボールを簡単にロストする場面が増えていて、それが結果として失点の増加に繋がっているように思われます。
負け数も4試合に達し、引き分け数も考えると、やはり松江シティFCの目指すサッカーと現在実際にやっているサッカーとの間に、何らかのズレが生じているような気がしてならない今日この頃です。

一体そのズレとは何なのでしょうか?

私自身は学生時代にサッカーをしていた経験は無く、観戦オンリーの人です。
最近ダイエットのためフットサルを始めたりしていますが、基本プレーに関して完全な素人です。
それでも、なんだかんだで30年近くサッカーの試合を観戦してきて、上はワールドカップから下はその辺の草サッカーまで、様々な試合を見てきました。
そうなると、やはり自分なりの分析というか、オレオレ原因推測をしたくなるのが私のようなタイプのサッカーオタクに共通する性(さが)だと思うわけですねw

…で、考えてみました。
(以下、後日自分で読み返して、セルフ羞恥プレイを楽しむための駄文です)


松江シティのサッカー
前身のヴォラドール松江時代からこのクラブを見てきましたが、基本はショートパス主体の走るサッカーだと思っています。
ショートスプリントを積み重ね、細かいパスの繋ぎで相手を崩す…。
この路線を究極まで突き詰めると、きっとバルサのようなサッカーに行き着くのかな…と思ったりしてます。

もちろん、バルサとは比較にならないことは重々承知な訳ですが、やはり観てる立場としては可能な限り高いレベルを目指して欲しいですよね。

以前、シーズン前のTMとして、松江シティFC対大分トリニータのゲームが大分であり、観に行きました。
この時のチームが見せてくれたサッカーが、まさに上記のような感じのサッカーで、大分相手に(もちろんTMですから向こうもガチじゃないとは思いますが)十分以上に闘えていたのが強烈に印象に残っています。
# まぁ、試合は結局負けたのですが^^;

最近のプレーとの違い
その時と最近のプレーを頭の中で比べてみて、何が違うか考えました。
結論としては、「スペースへのパスが少なくなった」ということです。

ここでいう「スペースへのパス」は、いわゆるロングボールの放り込みではありません。
あくまでもショートパスの繋ぎの話ですが、パスの出し手が受け手の足元ではなくスペースへパスを出し、受け手は「動きながら」そのパスを受け、そのまま止まることなく次のプレーに移行する…というパスです。

出し手と受け手の意識が同じスペースを共有し、動きの中で繋がっていくパスは単純に見ていて楽しいですし、DF側としてもある程度スピードに乗った状態でボールを受けられると、止めるのは簡単では無いはずです。

ここ数試合の松江シティFCの試合を見ていると、こういうパスが極端に減っているように感じるのです。
基本的に、ゴール前でも足元から足元へのパスで繋ぐことが多く、受け手はほとんどの場合パスを貰った瞬間は停止した状態で受けています。
これだと、相手DFからするとあまり怖くないのではないか、と思うのです。

停止状態から加速して、目の前の準備完了状態のDFを抜くのは至難だと思いますし、実際そこでDFに引っ掛かるシーンが多い気がします。
DF側の立場でも、やはり止まった状態でボールを持った相手はケアしやすいはずだし、いずれにしても攻撃全体が加速する感じが出てきません。

もちろん、すべてのパスをスペースで繋ぐ必要は無いですが、要所要所でそういう「プレーを加速させるパス」は必要だと思うわけです。

バルサの試合なんかをテレビやYoutubeで見たりすると、こういう「動きながら受けられるスペースへの短いパス」は結構多用されているように思います。
決して全力疾走しながら受けている訳じゃないですが、それでも相手DFはその対応のために動かされ、結果新たなスペースが生まれて別の選手がそこに走り込む…みたいな連鎖をよく見ます。

止まった状態で足元で受けると、相手DFはほとんど動かされず、結果守備の組織もなかなか崩れない…というのはあると思います。


松江シティFCの良い時の試合は、パスの繋がる「テンポが良い」と感じます。
逆に悪い時の試合は、パスが繋がっているように見えても、どこかテンポの悪い感じを受けます。
その原因は、上で述べたような「繋ぐためのパス」(=足元から足元への、動きの少ないパス)の比率が高すぎるからじゃないか…と想像しています。

カウンターサッカーでも無く、スピードスター頼みのロングボールサッカーでも無い、ショートパス主体のサッカーをするならば、相手守備組織をパスで崩して「スキ」を見出していかねばならないはず。
そのためには、要所要所において「ボールも人も動く」タイプのショートパスが重要になってくると思う次第です。

もちろん、そういうパスは体力をより多く要するし、出し手と受け手の認識・戦術理解の共有など、求められるレベルが格段に高くなると思いますが、そういうところを突き詰めることが、やはり上位リーグへ繋がって行くルートなんじゃなかろうか…とも思います。

要するに何が言いたいの?
長々と書きましたが、要するに何が言いたいかというと、「見てて気持ちのいい、良い時の松江シティのパスワークを取り戻して欲しい」…というお話でした。