{EA4F7111-169A-460F-9276-A194704AEE7A:01}



http://www.nhk.or.jp/doutoku/onmyway/?das_id=D0005130166_00000

昨年9月末、突然HNK Eテレのディレクターさんから、「STORYS読ませていただきました。ぜひ取材させて欲しい」と大変丁寧なメールをいただきました。
小中学校で道徳の授業の題材として扱うための番組だそうで、余命宣告を受けた時、どんな事を考えるものなのかを取材させて欲しいという内容でしたした。

テレビ取材なんて勿論初体験、息子は恥ずかしがっていましたが「TV制作という特殊な職業を垣間見る機会を与えられるかも」という勝手な親のエゴと、元来の旺盛な好奇心旺盛から、会社も家族も巻き込んで勝手にOKしてしまいました。

10分程度の動画と聞いていたので半日程度で撮影するのかと思いきや、金曜日、土曜日、日曜日、オフィス、自宅、多摩川沿い、それぞれ半日ずつ3日間に渡っての撮影でした。

台本があるわけでもなく、その場その場で、ディレクターさんの簡素な質問に答えていく中で、自分の内面を引きずり出して貰うような取材でした。


昨日の第1回目1/8 9:50-10:00の放映は、自宅で息子と視聴しました。我が家の一大事件がとても簡潔にまとまったドキュメンタリーになっていることが面白くもあり、不思議でもあり、息子となんやかんや言い合いながら楽しみましたが、見終わった直後に「お父さん、ガンの数値(腫瘍マーカー)大丈夫だよね?」と気遣ってくれましたのが印象的でした。

中2の思春期真っ只中の息子がこんな気遣いをしてくれるのもガン患者の役得かも知れません。

私が当時思ったことや、息子や妻に伝えたかったことが、大袈裟でなくさり気なく、とてもシンプルにストレートに、伝わってきましたのは流石NHKですね!(笑)

息子とこれまでは直接的には話題にしてこなかった病状の話しや人生の話し、将来の話しなど、以前より踏み込んだ話しをすんなりできるようになったのは、今回の取材のお陰だと思います。

見てくれた方が、無限と思える時間は実は有限であり、今ここで皆と一緒に居られることのありがたさに少しでも気付いてくれたなら、より楽しく幸せな時間が過ごせると思います。

第2回目放映は15日金曜日9:50-10:00
第3回目放映は22日金曜日9:50-10:00

以下のURLかオンデマンドストリーミングでも見れます。