ガラガラ ガラガラ~


ガラガラ ガラガラ~








と最近聞こえなくなった


こちらの不快をどうやって察したのか
隣人のちり紙めくり音がコソコソと物静かに巻き上げる手法に変わっている


恐らく以前はシングルタイプのトイレットペーパーを使用していた為巻き数と音が尋常でなかった


しかし最近ダブルに切り替えた事により巻き時間を軽減しつつ
こっそりゆっくり巻いても紙の厚みが以前と変わらない様配慮している雰囲気が見受けられる





そんな事はどうでもいい




隣室の水まわり全てが俺の部屋の居室と隣り合わせになっている為
風呂場での音も筒抜けになってくる


最近悩まされているのは隣人の朝風呂での嗚咽が俺の目覚まし変わりになっている事だ




オエッ


ウオエッ


ホエッ




ウオッホェェーーッッ




最後に思い切り一発かます


どうやら隣室の男は朝風呂での嗚咽を習慣付ける事で毎朝のすっきりとした気持ちいい目覚めに達している様だが
同時に俺の気持ちよくない目覚めを招いている




これは建物を設計した人物の責任であり隣人に悪気はない
文句を垂れるには気が引ける




しかしここへ来て一つの疑問が浮かび上がる


何も指摘していないにも関わらず何故ガラガラ音は改善されたのか




非常に軽率で利己的な憶測を立ててみた














もしやこのブログを読んで頂けたのではないか




そんな訳ないと己に言い聞かせつつも
この更新を機にひょっとすると隣人の嗚咽音が止むのではないかという狙いも実はあったりする




万が一本当に止んでしまった場合
菓子折りでもこしらえて訳のわからない礼でも言いに訪問すべきかどうか考えている