3日目は立山を周回する。友人に言わせれば「スーパーハイウエイ」の登山道だそうだ。
友人は5ヶ月前に骨折した足首が痛むので、剣御前小屋からまっすぐに室堂に下山し、みくりが池温泉でまったりとしたいとのことで、ここでいったん分かれる。

 

剣御前小舎


天気も良く、別山に向かう尾根から見る剣沢と劔の山塊が素晴らしい。

 


別山まで来ると雲がかかっているが後立山連峰がならんでいる。唐松岳、五竜岳、鹿島槍、針ノ木岳などから見て憧れた劔岳・立山から、今はそれらの山々を眺めているのだ。

 

五竜岳 左下は内蔵助小屋

 

雷鳥


やがて富士の折立。岩場を少し登るとピークだ。ガスっていて何も見えない。さらに少し行くと大汝山。山頂への順番待ちで10分ほど並んで待つ。立山は富士ノ折立、大汝山、雄山の3つのピークの総称だそうだ。その中で大汝山が最高点で3015mある。

 

立山の最高点 大汝山3015m


最後に雄山。参拝料700円を払い参拝記念の赤いお札をもらう。
山頂でお祓いをしてもらい、最後に富士山の方向を見て大きな声を出して「万歳三唱」。なんと気持ちの良いことか。

 

雄山 山頂でお祓いの後「万歳三唱」

 

室堂を見下ろす


いよいよ下山にかかる。
一ノ越からの登りには赤色のペンキで印が付けてあって、下山は黄色だ。一ノ越から登山者が数珠つなぎだ。いたるところで渋滞している。ヘルメットをかぶった小学生の集団もいくつか見える。富山県では小学生の間に立山に登ることになっているそうだ。

 

ぞくぞくと山頂に向かうハイカー


一ノ越でもたくさんの人がいるし、そこから室堂までも長い列が続いている。
時計を見ると11時近くで、12時のバスに乗るためにバスセンターで待ち合わせているので、間に合わないかもしれないと友人にラインを入れておく。

長い下山者の列を追い越しながら、速足で下山する。
なんと30分でバスセンターに到着。友人に電話するとまだ向かっている途中とのこと。

バス、ケーブルカーを乗り継いで立山駅に到着するも、電車との接続が悪く、50分近く待たされる。モンベルの無料休憩所があって、冷房も利いていて助かる。売店でメニューを見ていると、ざるそばが食べたくなってしまった。無料休憩所とはいえ、ほとんどの人が何かしら食べているので、さすが商売上手な大阪の企業だ。

 

ケーブルカー


富山駅では昨年の伊藤新道の帰りと同じくきときと寿司で乾杯。
土産も前回と同じく「鱒ずし」。

【コースタイム】
剣御前小屋(6:40)-(7:15)別山北峰-(8:04)真砂岳-(9:00)富士ノ折立-(9:30)大汝山(9:45)-(10:08)雄山(10:25)-(10:53)一ノ越-(11:25)室堂