2024年3月2日(土)

2月は天候も安定せず、青梅マラソンに向けた調整もあって、一座しか登ることができなかったので、3月早々にトレーニングを兼ねて、奥多摩三大急登のひとつ、大休場尾根を歩くことにした。

土曜日ということもあり西国分寺駅のホームには多くのハイカーが電車を待っている。電車に乗り込むと、ほぼ満席。

奥多摩駅に7時17分に到着した電車から吐き出された人の多くはバスに向かって走るが、ここから北に向かう人は多くはない。

 

北氷川橋から 本仁田山は右の山に隠れて見えない


歩き始めてすぐに、短パンに生足を出したトレールランナーが抜いていく。0℃ぐらいでそれほど寒くはないが、それにしてもすごいねえ。

安寺沢から急な登りとなり、1時間半、延々とこの急登が続く。前に来た時も思ったが、トレーニングには格好のコースだ。

 

大休場尾根 1時間半続く急斜面

 

南側斜面なので雪はほとんどなくアイゼンを着ける必要はない。

 

標高1100m付近 雪はほとんどない


本仁田山山頂には9時37分到着。

 

本仁田山山頂


ここからの下りの登山道には20cm程度の積雪がある。柔らかい雪なので、アイゼンを着けなくても大丈夫そうだが、念のために装着する。

 

本仁田山 北側斜面


瘤高山を通過して大ダワまで200mほど高度を下げる。

 

大ダワから鋸尾根Ⅲ峰への登り


鋸尾根に着雪してたら迂回するつもりだったが、ここも南側斜面で雪はなかったのでアイゼンを外して、急斜面を懸命に登る。下りだとルートを見失いがちになるが、登りでははっきりとルートが分かる。

 

右:本仁田山、左:瘤高山

 

鋸尾根Ⅰ峰の手前でバテて、サプリに助けを求める

 

ピークを越えると雪が積もっているが、下りの傾斜は緩やかなのでアイゼンは必要ない。けっこう時間がかかって舟井戸に到着。

ここからは雪と泥が入り混じったぐちゃぐちゃの道。ハイカーも多いし、道がどんどん荒れていく。木道になるのも時間の問題のような気がする。

山頂には11:48に到着。山頂の標柱越しに雪をかぶった奥多摩の山並みが感動的だ。富士山は残念ながら雲に隠れてしまっている。

 


今日のもう一つ目的は山頂で袋麺を食べること。
山では何を食べても美味しい。

 


30分ほど山頂で食事をして下山開始。このころにはさらに気温が上昇し、舟井戸までのトレールもさらにぐちゃぐちゃ感が増す。

 

雪と泥でぐちゃぐちゃの登山道 いずれは木道か?


しかし高度900mあたりまで降りてくるともう雪はなくなっている。

もう13時をすぎているのに、登ってくるスピードハイクの人たちとすれ違う。

14時15分に鳩ノ巣駅に到着。
ちょうど良い青梅行きの電車に間にあって、恒例のビールなしで家まで帰った。

【コースタイム】
奥多摩駅(7:19)-(7:52)安寺沢(8:01)-(9:37)本仁田山(9:46)-(10:05)瘤高山-(10:19)大ダワー(11:21)舟井戸-(11:48)川苔山(12:19)-(13:44)林道-(12:15)鳩ノ巣駅