2023年登り納めに奥多摩の鷹ノ巣山に行ってきました。

奥多摩三大急登の一つ、水根から六ツ石山を経由して鷹ノ巣山をピストンするコースです。
三大急登と言っても、登山口から民家の脇を抜けて最初に出てくる看板手前までの5分程度と小さな祠の少し先からトオノクボ手前までが厳しい登りで、他はジグザグに登って行くので、それほど急斜面という感じはしなかったです。

 

この祠の少し先から急坂


坂を登っている間は杉の植林地帯でもあり、風がほとんどなく暖かかったのですが、六ツ石山からの石尾根は、尾根を越える冷たい風で、手がかじかんでしまうほどでした。

石尾根は、行きに将門馬場を通る尾根道を通るつもりがどういうわけか巻き道を進んでいました。分岐の看板も見当たらなかったしトレールらしきものもなかったし。途中で尾根道へのショートカットで計画していた尾根道に復帰しました。しかし、下山ルートの巻き道を歩いたので、YAMAPはすでに下山モードに入ってしまって、進む方向の到着予定時刻を表示してくれません。山で起きる事態をすべて想定してプログラムを作るのは不可能とは思いますが、おいおい修正していってもらいたいと思います。

石尾根は一ヶ所あった急斜面を除きおおむねなだらかで歩いやすいコースでした。トレランにも向いていると思います。

 

六ツ石山分岐から鷹ノ巣山までの石尾根で唯一の急坂 振り返って撮影


最後にひと登りすると鷹ノ巣山となります。

 

鷹ノ巣山手前から

 

白峰三山 鷹ノ巣山手前から


山頂からは、富士山がきれいに見えました。鷹ノ巣山から富士山を見たのは初めてかもしれません。
雪をかぶった南アルプスの白峰三山もくっきり。

恒例の袋麵。今回は「チャルメラ」。いつものサッポロ一番味噌ラーメンは鍋にきっちり収まり切らないが、チャルメラは角が丸まっているからか、最初から鍋にすぽりと入って扱いやすかった。

 

チャルメラ


下山には巻き道を行きます。
倉戸山への分岐を通過。熱海から倉戸山へのルートはその昔、一度登ったことがあったが、15年ほど前に登山家の山野井泰史さんが熊に襲われた事件があってから、ビビッて行けません。

 

倉戸山分岐


ヘリが山の間を長い時間旋回しています。広い範囲を飛び回っているので遭難捜索ではなさそう。
下山して駐車場に戻ると救急車や消防車が何台か停まっていたので、恐らく訓練でしょう。日曜日でしかもクリスマスイブだというのに、ご苦労様です。

 


尾根道の分岐地点を確認するために、行きに使ったショートカットを尾根道に出て将門馬場を通る逆コースを行ってみました。巻き道に合流する地点で振り返ってみると、踏み跡らしきものが希薄で、ここが分岐地点とは気が付かないのも当然だと思いました。せめて看板でもあるとありがたい。

六ツ石山で小休止して下りに入ろます。トオノクボの分岐をすぎると傾斜が急になり、確かに奥多摩三大急登に恥じない坂だと納得する。

特に下りでは浮石でズルっといってしまうことが何度もありました。一度は膝を曲げだ状態で尻餅をついて、「膝を痛めたか!」と思ったが、その後、特に痛みも出なくてホッとしました。

下山後のビールは最高なのだが、明日病院なので、今日はアルコール抜きです。

【コースタイム】
水根駐車場(6:38)-(6:54)登山口-(8:33)棒ノ木尾山-(8:55)六ツ石山-(10:37)鷹ノ巣山(11:02)-(12:22)六ツ石山(12:30)-(13:35)登山口-(13:52)駐車場