11月29日、不動産処理の相談のため名古屋と一宮の法務局に行ったついでに鈴鹿セブンマウンテンの三座目、竜ヶ岳に登ってきました。
先週、檜洞丸で遭難捜索に遭遇したその日に、竜ヶ岳でも滑落があって人が亡くなっているようで、いくぶん不安ではありました。

広い有料駐車場には先着の車1台だけ。登る人が少ないとやっぱり不安になります。

 

 

駐車場脇の紅葉


舗装道路を20分ほどで遠足尾根分岐。遠足尾根で登り金山尾根で降りるのが人気コースのようです。

 

遠足尾根登山口


登り始めると傾斜が急になり、ここから展望台と地図に書かれた少し先まで、杉林の急登が続きます。

 

展望台付近の小さな岩場


尾根に乗っかるところが展望台かと思っていたのですが、すでに通りすぎていました。
この山は全体的に標柱が少なく感じました。

 

尾根に乗っかる


そこからは比較的緩やかな登りとなりますが、霜が融けた泥んこ道となります。少し歩いてからスパッツを着けようかと思ったのですが、時すでに遅し。ズボンの裾はどろだらけ。靴にもたっぷり泥が付着して重くなってきました。

 

尾根に乗っかると傾斜は緩やかになる

 

竜ヶ岳が見えてきました


金山尾根の分岐手前から少しだけ急な斜面となり、再び泥んこ道を進みます。

 

金山尾根分岐

 

泥に気を取られて下ばかり見て歩いているので、クラと呼ばれる小ピークもよくわからないまま治田峠分岐まで来てしまいました。この間に少し木道が現れホッとします。いずれは木道だらけの山になってしまうだろうな。

治田峠分岐から最後の登り。

 


山頂は風が強くて冷たくて、とても長居はできません。

 

竜ヶ岳山頂 右奥は伊吹山(?)


山頂には先着ハイカー2名がいて、後から4人ほど登ってきました。
どうも石榑峠から登って来る人が多そうです。

霞んでいてスキっとした景色ではなかったものの、360度の展望が得られ、鈴鹿山脈の山々、伊吹山、伊勢湾、木曽三川などを眺めることができました。

 

御在所岳方向 山座同定はできませんが一番高い山が御在所岳かも


帰りは、融解がさらに進んで泥んこ道は一層ひどくなってきました。
治田峠ですれ違ったトレランのランナー曰く。「泥んこ道は竜の名物」だそうです。

 

竜ヶ岳名物 泥んこ道


下山は金山尾根を使います。
この尾根からは木の間からずっと竜ヶ岳を振り返ることができました。

 

金山尾根から望む竜ヶ岳


けっこうな急坂を下りて、やがて長尾滝に向かう沢沿いの道に合流。魚止橋を渡り、白滝丸太橋が壊れているので沢にかけられた橋を渡ると左手に二段の白滝がありました。

 

魚止橋中ほどから

 

二段の白滝


さらに梯子を登るとすぐに舗装道路です。

このコース、ドロドロだけどそれほど危険なところもなくて、多分先週の滑落事故はバリエーションルートだったのかもと思いました。事故が起きた場所を逐次検索できるようなサイトがあるといいのだが。

駐車場には思ったよりも早く下山できたので、下道をドライブして帰ることにしました。

途中、多度大社に立ち寄りました。子供の頃(55年以上前)に、その名前は何度か聞いて覚えていましたが、一度も行ったことがありませんでした。

境内に入ると、すぐに白い馬が目につき、一皿100円の人参をあげました。
競馬はやらないけど、馬はいつみてもかわいいですね。

 

多度大社の白馬

 

名古屋の味「台湾ラーメン」

 

【コースタイム】
宇賀渓駐車場(7:10)-(7:33)遠足尾根登山口-(8:16)展望台-(9:35)金山尾根分岐-(9:58)竜ヶ岳山頂(10:13)-(10:37)金山尾根分岐-(11:03)展望台-(11:03)長尾滝分岐-(12:24)駐車場